アニメーション、折りにふれて

アニメーション、折りにふれて

990円 (税込)

4pt

4.3

多くの人に惜しまれつつ二〇一八年にこの世を去ったアニメーション監督・高畑勲。『太陽の王子ホルスの大冒険』から『かぐや姫の物語』にいたるまでの自らの仕事や、影響を受けた人々や作品、苦楽をともにした仲間たちについて縦横に語り、綴ったエッセイをまとめる。巨匠の人間像に幅広く迫る生前最後のエッセイ集。(解説=片渕須直)

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アニメーション、折りにふれて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月27日

    物事について考えだしたら止まることがない、博学で理知的な高畑勲の思考の記録。
    本当に多くの知識を持っている。文章も達者で頭の回転も早く、人間の本能的な感覚にも素直に従う、そんな野生的な一面も垣間見える。
    農耕牧畜への礼賛イズム、引きこもりへの強い態度等々、色々疑問点は浮かび上がったが総じて楽しかった...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月11日

    禁煙に踏み切るまでの経緯や心情を詳細に書いている辺りなど、鈴木敏夫氏などが伝える高畑勲のイメージとぴったりと重なって、ニヤリとしながら読んでしまった。もちろん、過去の作品についての証言は貴重だし、『ほしのこえ』への批判や宮崎駿への距離感にも、高畑勲の映画観が表明されている。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月24日

    高畑勲のエッセイをまとめた本。
    時系列はバラバラだが、おおむね00年代前半から10年代までが収録されている。
    特に面白かったのは新海誠をけちょんけちょんにディスり倒す所。新海誠を筆頭にしたオタク向けアニメをボロクソに言う。しかも当を得ているので納得せざるを得ないのが面白い。

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    Posted by ブクログ 2021年02月03日

    「パクさんの教養は圧倒的だった」と、博識の宮崎駿に言わしめた高畑勲の最後のエッセイ集。昨年の「高畑勲岡山展」の時に購入していたが、未だに完読できない。あの圧倒的な「岡山展」の内容をふた回り三回り理論化したような内容で、まとまり切らないからである。高畑勲はアニメの周辺を語っているのだけだけれども、その...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月25日

    絵巻物からアニメへの流れ、日本語の音声論、
    ものすごいインプットのもとに創作していたことが
    うかがえる。

    日本文化における光の表現、
    どこまでも受け身な主人公論など、
    刺激的な論考が多かった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年01月11日

    絵巻物
     いつも現在だけを見る

    日本のアニメ
     映画的なカット割りうまい
     時間の流れを感じさせる
     陰影がない線とフラットな色面
      闇と光 西洋画
     星を詠んだ詩歌の古典は少ない

    口パク3枚
     閉じ宅地と開いた口とその中間しか描かない
     均等な音節で表情維持できる日本語

    かぐや姫
     なぜ地...続きを読む

    0

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