WITH COW
餓死や殺処分をされた牛のことを考え、悲しんだことはあったが、具体的にどのような死に方をしたのかまで考えていなかった。杭に繋がれたままの牛の餓死、布を頭に被せられたまま成長する仔牛…辛くなる。
農家の方の心中を思うと、本当にやりきれない。
「もーもーガーデン」の存在を知った。ひどい状況の中で、できることを着実に実践される姿に敬意を感じる。
THE MOTHERS
母子だけの避難生活のことも知ってはいたが、やはり具体的なことまでは想像もしてなかった。気も頭もすごく使われていた、今も使われているのだということがよく分かった。子育て自体が大変なのに放射能のことも考えなければいけないとはなんと負担が大きいことだろう。子供の健康というのは親にとって一番大事なことだから。
RADIO ACTIVITY
富岡町の社協の吉田恵子さん。もともとすごい人だったのかもしれないが、震災があり、原発の被害があり、不幸が重なったことにより、隠れていた才能や力が発揮された気がする。それも自分のためというより、富岡町民のために。吉田さんがすごいのだけれど、人ってすごいな、他人のために頑張る人には、いろいろ偶然が重なり、うまく話が転がっていくなと考えさせられる。そんな貴重なラジオ放送だったが富岡町に戻ってからは続けられなくなった…それでも吉田さんは新しいアイデアで今日もみんなのために働いておられるのだろう。
"明日が見えないというところで生活する人たちばっかり聴いていたんです。だから何か楽しさを持っていないとやっていけない"
a flower
津波で父親を亡くした須藤文音さん。須藤さんやそのご家族と同じように家族を亡くした方が2万組。2万人亡くなった方がいるということは、そのご家族や親しかった人がその2万人の何倍もいらっしゃるということだ。
ご本人もおっしゃってるように、書く方法を持たなかった人、発表する場がなかった人にとって、書く方法、発表する場を持つ人が代表して表現することは意味が大きいと思う。
A LIFE OF LADY
こう言っては大変失礼だが、福島の小さな村にもすごく実力のある女性が、戦前生まれでもいらっしゃるということがわかった。実家に恵まれた方ではあるが。そう考えると、現在でも実力を発揮できてない女性は日本全国たくさんいる。ほぼ全ての女性が本来の実力を社会で発揮できてないのではないかとしみじみ思う。
a farmer
わざわざ浪江町に引っ越して農業を。えらい人って年齢関係ないなぁ。
The LAST PLASE
96歳の高原タケ子さんのたくましさ。ヘルパーさんも頼まず、一人で2000歩歩いて買い物にも。86歳で震災に遭ってそこから6回も引っ越しを余儀なくされて。しっかりされているだけに逆に大変だったと思う。もう年だとか寂しいとか私が言うのは何十年も早いと反省する。
a dancer
すごくバイタリティーのある日本舞踊のお師匠さん。
人のために動ける人はやっぱり強いなぁと思う。