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Posted by ブクログ 2020年03月23日
時系列ではない切り取り方で読む中国の歴史、第2弾。
そもそも中国史をよく知らない自分にとっては学ぶところが多く、かつマージナルな領域についても掴むことができるありがたいシリーズだ。
この第2弾は目まぐるしい政権交代による変遷を軸としながらも、市井におけるボトムアップ的な変化について語られる。
強烈...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月01日
中国の通史をあつかうシリーズの一冊として宋代までの江南史を担当しているのだが、単なる地域史にとどまらず、中国という国の成り立ちにせまるようなスケールの大きい論考。新書でこういうのが読めるのは嬉しい。
あとがきによれば、士大夫、農民、アウトローのいずれにも共通する「人つなぎの論理」を表す言葉がなかっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月11日
シリーズ中国の歴史の第2巻。第1巻では先史時代から中唐までの時代を扱っているが、本巻は南に目を向け、長江流域の古代文明から南宋に至る経済発展のあらましを語る。一元的な君臣関係を社会の末端まで貫く「国づくりの論理」と、同質的な集団が郷党や朋党、あるいは任侠集団など「人つなぎの論理」という2つの旋律をと...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月23日
〈シリーズ中国の歴史〉の第二巻。
本シリーズは、巨大な中国、多元多様な中国の歴史を、グローバル化の現代にふさわしい形で叙述していくことを目指している。
本書の射程は、古代から南宋末に至る、揚子江周辺の江南地域を巡る歴史である。
これだけ長期にわたる時間軸なので、どういったところにフォー...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月25日
備忘録メモ
中国の歴史を、①国家が垂直的・一元的な君臣関係を社会の末端まで貫き、横つながりを断ち切ろうとする中華帝国の「国づくりの論理」と、②それに対する、民衆が広げていった、いざという時に頼りに出来る仲間との間に横つながりの連携、「人つなぎの論理(幇の関係)」という2つの軸で読み解く。
「規制...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月03日
中国って、ヨーロッパよりも国土も人口も多い。歴史の叙述はどうしても統治機構の特徴や推移になりがちだけど、本シリーズは、中国の多様性にフォーカスする。日本の教育現場で示される中国って。実は彼の国の1/4の領域でしか語られていない。本書は統一国家はあまり出していないけど、文化と産業を形成してきた江南地区...続きを読む
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