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貿易は互いに利益をもたらすものと思われているが、その本質は奪い合いであり、近代以前の貿易は戦争そのものだった。現代でもTPPや米中摩擦に見られるように、貿易は各国の利害が対立する“戦場”となっている。加えて今日のグローバル経済下では、国家と多国籍企業が争う場ともなった。本書では国際貿易の始まった大航海時代までさかのぼり、貿易が資本主義経済を成り立たせ、覇権を握る手段として利用されてきた歴史を描いた。貿易は単なるビジネスなどではないのだ。
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Posted by ブクログ
経済史。貿易は純粋な理論として考えると世の中を豊かにするんだけど、今も昔も貿易に従事する人間が他者を犠牲にして金儲けするだけなんだな。特に国家よりも大きな存在になったグローバル企業だけが儲け、国家と一般市民が貧困になっていく現代恐ろしい。 アメリカの大学で経済学を学んだ人間からすると日本の経済学博士...続きを読むってまったく別ジャンルのことように感じる。いろんな人の引用もしてるけど日本人の学者は誰も知らなかった。世の中広いな。 最初の方は白人に対する有色人種ルサンチマンが強くてすんなりと読みにくい。もちろん述べていることは事実なんだけど、どこか感情が入っている。
<目次> はじめにー貿易の主役はだれだろう 第1章近代世界と貿易 第2章植民の拡大と移民の大移動 第3章アメリカのヘゲモニー 第4章世界経済構造の変質 終わりに p306中国の膨張主義政策 ~2015バングラの港、43年間租借 2016ギリシャの港の管理会社の株式51%取得 2017スリランカ...続きを読むの港、99年間租借 これは、かつてのイギリスのインドや中国に対する 態度と変わらない 近代分 1章、植民地による国の資源拡大とその輸出 2章、奴隷貿易、綿花栽培、3国間貿易 の記述はいいが、それ以降は今いちである
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貿易の世界史 ――大航海時代から「一帯一路」まで
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福田邦夫
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