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好きな時に起きて遊んで、食べて寝る、憧れの「隠居」生活。「せちがらい世の中でいかに隠居という生活スタイルにたどり着き、楽しく毎日を生き延びる方法を見つけてきたか、自らの体験をもとにお話ししていきたいと思います。」「隠居食」から人生哲学まで。キラキラ自己啓発本とは対極の、しわしわ自己完結本。文庫化にあたり、エッセイ、レシピ、イラストを増補。
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Posted by ブクログ
20代で週に2日だけ働く隠居生活を始めた著者の暮らしぶりは、ザ・人畜無害。 郊外の小さな安アパートを借り、人に迷惑をかけず、友人は厳選した人が少しおり、携帯とテレビは持たず、社交をせず、たまには都会に出ていって贅沢もするが、基本的に欲はなく、こだわらない。ただひとつだけ、現代社会と距離を置くことに、...続きを読む貪欲にこだわる。そして自分の生活をこよなく愛し、楽しんでいる。 この生活を楽しめる人とそうでない人がいる。自分は楽しめる側の人間だっただけというスタンスで、全体を通して決して押し付けがましくない文章と阿呆くさい自作のイラストが良かった。
20代の隠居・大原扁理さんの生活が垣間見えるエッセイ。大原さんを『フツーに方丈記』で知り、今回が2冊目。お金をかけずに無理せず楽しく生きる知恵(?)本やなと思いました。個人的には「ハタチ過ぎたら人生引き算」というのがよいなと思いました
やや生活力のあるちょっと引きこもり的なものか。ひとりで「世界一周プラプラ旅」をできている時点で「やや」ではないかね。20代での隠居生活説明部分はふ~んといったところだが、最後の「隠居あれこれ」に書かれていることは現代社会との関係でいろいろ考えさせられる。
「ハタチ過ぎたら人生引き算」、「三十代から余生」より早い…しわしわ自己完結本でした。 世捨て人ではなく、隠居。ガチガチの清貧ではなく、ゆるさもあるのでほっとします。 まだ貯金も健康も心許ないので隠居生活は出来ませんが、こんな心持ちで暮らせると穏やかになれそう。 健康第一です。
著者のような隠居生活をしようと思わないけど、普段の生活で節制できるポイントは学べました。モノは必要なものだけ買えばいいという主張には共感しましたね。 また、著書の仕事に対する価値観も好きです。会社は労働者の時間とお金と気力を過度に奪うこともあるので、適度な距離感で付き合っていきたい。
自分と異なった人生の価値観や生活を覗き、刺激を受けた。人から見れば、質素な暮らしだけど、このような生活が羨ましくも感じられた。お金や物や人間関係…多ければ幸せかと言われると必ずしもそうではないという事に気付かせてくれた本でした。
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