天皇と戸籍 ――「日本」を映す鏡

天皇と戸籍 ――「日本」を映す鏡

1,540円 (税込)

7pt

3.7

「日本人」たることを“証明”する戸籍、戸籍をもたない天皇家――。どちらも「血統」、「家」の存続といった原理に支えられてきた。天皇制と戸籍は、いかなる関係にあるのか? その根底には、何があるのか? 古代に始まり、世界に類を見ない日本独自の制度でありながら、正面から問われることのなかった難問に挑んだ、渾身の書!

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天皇と戸籍 ――「日本」を映す鏡 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年01月08日

    天皇制も戸籍も、「日本人」という共同幻想のもと、補完し合う制度なのだな、と。何故戸籍はあるのか。何故天皇制は続いているのか。連綿と続く幻想が、「日本人」を支えてもいるけれど、縛ってもいる。
    皇居を本籍にしている人たちがいるってこと自体が、戸籍の意味を曖昧にしているよね。住民登録の方が、行政サービスや...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月17日

    普段の生活ではあまり意識していないが、何かというときには手続をしなければならない戸籍について、天皇及び皇族に焦点を当てて、家(イエ)や血統の意味を問い直そうとしたもので、類書もなく、興味深い論考である。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年03月30日

    天皇と戸籍
    「日本」を映す鏡

    著者:遠藤正敬
    発行:2019年11月15日
    筑摩書房

    「天皇に人権はなく、戸籍すらない」という言い方に出会うことがある。この本を読むと、それはむしろ逆だと分かる。天皇は支配者であり、臣民たる国民は支配される人々。すなわち、戸籍は臣民簿であり、支配リストなのである。...続きを読む

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