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製造業の頂上決戦!
巨額投資で市場を席巻する中国、韓国企業。世界をリードしてた日本企業は勝機を見出せるか--。
パナソニック、GSユアサ、村田製作所、ATL、
サムスンSDI、LG化学、CATL、BYD……。
次世代革新電池を視野に入れた競争の最前線を徹底解説。
1887年に屋井先蔵が世界に先駆けて乾電池を発明して以来、日本の電池産業は長く世界をリードしてきた。とりわけ1960年代以降は隆盛期を迎え、次々と新たな電池を開発、生産を開始した。さらに1983年には旭化成の吉野彰氏らが経済社会を大きく変えることとなるリチウムイオン電池の原型を確立。1991年にソニーが世界初の製品化を実現した。
日本電池産業の輝かしい歴史も、21世紀に入ると様相が変わる。韓国企業が日本勢を追い上げ、2010年にはサムスンSDIがモバイル用リチウムイオン電池で世界シェアトップに立った。近年は、さらに高い性能を要求される自動車搭載用の大型リチウムイオン電池の世界で、中国勢が急速にシェアを伸ばしている。高性能電池の開発、製造の行方は、製造業の頂点に立つ自動車産業の未来をも左右する。世界の環境規制、中国の産業政策などもあいまって、日本の牙城だった電池産業が大きく変貌しようとしている。
Posted by ブクログ 2021年05月28日
韓国社会は上意下達の文化。よって課長級と話をしているだけで実用化に進むケースは極めて稀だ。例えば性能に優れ、すぐに使えるサンプルであり、実用化につなげることで一気に担当者の成果になるような場合に限られる。このような場合にのみ課長級のエンジニアでも上司や役員に説明し、そのテーマを何とかものにするように...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月05日
サムスンの躍進
上意下達の韓国の役員と日本の素材メーカーのコミュニケーション確立
ソニーの慢心
2005年には日本と互角に
2020年ボリュームゾーンで中国が電解液と負極材、セパレータでトップ
ATL(TDK傘下)スマホ用に強く、モバイル世界3位へ躍進
車載
トヨタTHS
2021年欧...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月17日
電池の歴史、構造から現在の動向まで分かりやすく整理されていて良かった。
真の覇者はまだ決まっていないけど、人の命に関わるEVの心臓部だけに、本当に慎重に開発していただきたい。
充電の技術的な部分や業界の動向も知りたかったけど、電池側の話メインでやや物足りない。
また、技術的な側面が多く、社会的...続きを読む
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