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反知性主義、反エリート、外国人排斥、リベラルな施策への反発……。
世界でポピュリズムの嵐が吹き荒れ、「知の権威」と見なされる大学は厳しい状況に置かれている。
このような時代に大学の果たすべき役割とは何か。
(『中央公論』2025年12月号の電子化)
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第139巻 第12号
DECEMBER 2025 CONTENTS
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== 特集 ==
ポピュリズム時代の大学
◆〔対談〕「知のダイバーシティ」の舞台として
知への不信が広がる時代と大学の使命▼苅谷剛彦×吉見俊哉
◆大衆から遊離した「リベラルの巣窟」への圧迫
トランプ政権の猛攻に怯むアメリカのアカデミズム▼筒井清輝
◆ドイツにおけるポピュリズムと大学
――体制派・反体制派の知的競争▼今野 元
◆女子枠、限定公募……あるべき制度改革は
ジェンダーの視座から捉える大学経営の課題▼横山広美
◆ルポ・中国人留学生たちのリアル
――内向き化するコミュニティ▼中島 恵
◆実在しない参考文献、知らぬ間の「盗作」……
学生の生成AI利用にどう向き合うべきか▼桜井政成
◆危機をチャンスに
日本の大学は絶対に強くなれる▼神田眞人
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【時評2025】
●いま政治評論になにが可能か▼境家史郎
●伊藤隆敏教授とも論争した「安いニッポン」の真因▼渡辺 努
●新型出生前検査による「責任の個人化」防止を▼河合香織
== 特集 ==
高市新政権と自民党
◆自民党、長期優位の秘密と限界
――政権交代なき政治モデルからの脱却を▼野中尚人
◆「連立政権合意書」を読み解く
求められる経済政策の新時代▼飯田泰之
◆公明党への思い、新総裁への期待
連立政権の心得は何か▼大島理森
== 特集 ==
なぜいま「地経学」なのか
◆〔対談〕経済安全保障の「ゴッドファーザー」に聞く
政治家は夢想し、工程表を作れ▼甘利 明×細谷雄一
◆〔対談〕経済が武器化した時代
日本企業に必要な「不可欠性」とは▼鈴木 純×鈴木一人
◆〔対談〕前統合幕僚長が語る
安全保障環境、七つの大変化▼吉田圭秀×神保 謙
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◆中国流の国際秩序に対する日本の針路
「米国のいる世界」と「米国のいない世界」▼佐橋 亮
◆〔対談〕「見捨てられた人々」論を再検討する
本当の就職氷河期世代の話をしよう▼海老原嗣生×近藤絢子
◆大阪万博「予約争奪戦」に思う
すべてが商品化され「攻略」を競う社会の限界▼藤田直哉
【シリーズ昭和100年】
●生誕100年、没後55年の「海と夕焼」
世界で再発見される三島由紀夫とその政治性▼井上隆史
《好評連載》
●皇室のお宝拝見【最終回」《聖徳太子二王子像》▼本郷和人
●炎上するまくら【第108回】終わらない歌▼立川吉笑
《連載小説》
●ジウ The Next【第7回】▼誉田哲也
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