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Posted by ブクログ
吉本の会長の大崎さんと、ビリギャルの著者であり吉本の役員である坪田さん、そして、テーマごとの専門家の方とのトークショーをまとめた一冊。
坪田さんや専門家がロジカルに話したことを大崎さんが感覚的に伝えてくれたり、吉本がやっている地方創生やDX化や契約話を坪田さんや専門家が説明してくれつつ、そこに至る気持ちや動機を大崎さんが語ったりというトークショーがそのまま書籍化されている。
話し言葉で書かれているから読みやすいけど、今の日本の課題を理論的に、具体的な事例に基づきながら、そこに至る動機と突破する様々な困難も話してくれている。
たぶん、下手なビジネス車を読むより、よっぽど学びはあるし、理屈だけではなく感覚的にも理解が深まる。
そして、テーマの新鮮さ。
2019年12月から2020年5月の間のトークショーが8月には書籍化されてる、このいらちならではの速さ。
巻末に取材・構成担当の伊藤愛子さんのあとがきも読んで、この方の手腕もすごいなと思ったし、こんな方々を巻き込みながらササっと書籍化してしまう大崎さんのプロデュース力というか、人間力みたいなものも感じられる一冊。
誰に薦められて読んだのか思い出せないけど、お薦めの一冊です。
Posted by ブクログ
吉本興業をお笑い事務所から総合エンタメ企業へと転身させた吉本興行の前社長であり会長の大崎洋が自らの声で語る対談集であるが、これがハンパなく面白い!
数日前に発売されWebメディアでも本書に収められているハイヒールとの対談が面白かったこともあり手に取ってみたが、同氏のキャラクターがずば抜けている。吉本興行はNTTグループと、教育デジタルコンテンツのJVである「ラフ&ピースマザー」を2019年に設立したのだが、一番笑ったのはその誕生の経緯であった。当時NTTの副社長であり現在は社長を務める澤田氏との初対面の場で、「世界に動画配信するプラットフォームを作りたい」と語った大崎氏に対して、澤田氏は「ぜひやりたい。ではどんなコンテンツを?」と問いかける。
「こっちはそこまで考えてなかったから、一瞬言葉につまって「えーっと」となったんやけど、そこで口からポロっと出たのが「教育です!」って言葉。そんなこと考えてなかったのに、さもずっと考えてたようなフリをして、「教育です」と言ってしまった。すると、澤田さんが「そのとおりだと思います。わかりました」と話しにのってくれはったんです」(本書p53より引用)
また、本書で最も勉強になったのが、2009年に行われたMBOによる非上場化をリードした当時のCFO中多氏との対談である。現実問題として、当時の吉本興行には反社会的な一株株主が多数いた中で、実際に暴力を振るわれるなどしながら、どのようにこのスキームを実現させたかという経緯は資本戦略を考える一つの極論として参考になる。また、中多氏の専門であるアメリカの芸能プロダクションとの比較の話などは、コンテンツビジネスに興味がある人にとって極めて良質なインプットである。
総じて面白おかしく読めつつ、吉本興行という日本最大のコンテンツ制作会社を舞台にしたコンテンツビジネスの戦い方まで学べる良書、という印象。
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ビジネス・実用
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