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ゆったりと流れる時間、その時々で変化する風味、茶葉が持つ本来の美味しさ――お湯を沸かし、急須で淹れてこそ感じられるお茶の味わいがあります。江戸時代半ばから京都に店を構える老舗茶舗「一保堂」に嫁いで知った、代々が受け継ぎ伝えてきた知恵と経験、家族のこと、お店のいまと未来、出会いと発見に満ちた京都生活。お茶とともにある豊かな暮らしを綴った、心あたたまるエッセイ。
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Posted by ブクログ
アメリカから来た青年は、焼き海苔と味付け海苔の違いが分からず、我々日本人はコカコーラとペプシコーラの味が分からず。 というか、アメリカ人はコーラの違いが分かるの?びっくり。 普段飲んでいる「入り番茶」が京都独特のお茶だとは知らなかった!
茶道経験者なら誰もが知ってる一保堂さん!! 京都の暮らしぶりを織り交ぜながら、お茶の歴史や種類、飲み方等をさりげなく教えてくれる。もっと日常でお茶を味わいたくなった。
ひとつひとつの独立した短いお話の集まりなので、毎日それこそお茶を飲むときのように、ちょっとした時間に読み進めるのにちょうどよかった。 優しくてほっとする、心落ち着く文章。 抹茶、玉露、煎茶、番茶の違いの説明も分かりやすくなり、これからの日々のお茶選びが楽しくなりそう。 抹茶というと茶道をイメージされ...続きを読むることが多くなってしまうけれど、家庭でもっと気軽に飲んでいいものだと書かれていてとても点ててみたくなる。急須が要らない、茶殻を出さずに済む、茶筅と茶碗たけあれば楽しめる究極のインスタントティー、という一文で、一気にカジュアルでエコなイメージになった。
創業三百年、京都の老舗茶舗「一保堂」の渡辺都さんがお茶に携わってこられた経験や日々を綴られたエッセイです。 四章から成っており、「京都寺町 春・夏・秋・冬」にはじまり、本編の「おいしくお茶を召しあがれ。」で「一保堂のこと」「お茶まわりのおはなし」「お茶の時間」と綴られています。 「お茶の時間」で綴...続きを読むられている京都の季節の流れに、四季折々のお茶の香りも漂ってくるようでした。 装丁・挿画の塩川いづみさんのイラストも可愛らしいです。
京都にある一保堂茶舗のおかみさんが お茶のある生活について あれこれ綴るエッセイ集です。 とはいえ、後継は夫のほうで 著者は京都の人ではなかったから いろいろご苦労もあったご様子。 そんな話も、少しまぜながら。 ちなみに、私はほうじ茶がトップで 次は玄米茶、コーン茶が好き。 番茶は…あのスモーキ...続きを読むーさを おいしいと思える日がくるのか? といったところです。
食後のほうじ茶、さっぱり煎茶、甘みある水出し。日常のお茶にうんうんと頷く。でも、茶道は習ってないので知らない世界。始めてみようかな。
ざっくりとした感じでしかお茶の種類が違うことがわかっていませんでしたが、このエッセイを読んで雁ヶ音ってこういう事か!等々発見がたくさんあって楽しく読ませていただきました。上等だからと少しづつ・・・ではなくお茶葉はたっぷり使うになるほど~でした。
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お茶の味―京都寺町 一保堂茶舖―(新潮文庫)
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渡辺都
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