妖精王は愛を喰らう

月城うさぎ / アオイ冬子

――ああ……、これが愛の味か。

“妖精色”と呼ばれる珍しい色の目を持つ王女シャーリーは、
父王に命じられ隣国へ嫁ぐことに。
だが途中、迷い込んだ先で妖精王と名乗る美貌の男と出会う。
彼は目が合った途端、「不味い！」と言い放ち不機嫌になるが、
シャーリーを自分の花嫁だと言い、強引に結婚式をあげてしまう。
意地悪な言動でシャーリーを振り回す一方、
閨では丁寧に快楽を刻み込む彼。
その不器用な優しさに触れ、彼に惹かれていくシャーリーだが、
ひとつ気がかりなことがあって……。

オレ様世話焼き妖精王×幽閉王女、異種間溺愛新婚生活!?


【目次】
プロローグ
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
エピローグ
あとがき

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: イースト・プレス
• 掲載誌・レーベル: ソーニャ文庫
• 電子版発売日: 2020年08月06日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 18MB

[りんご · ★★★★★]

怖い方の妖精

人外の妖精王と、幽閉されて人と関わらずに生きてきた王女が、割とのんびりと愛を育むお話でした。妖精という存在はふんわり可愛い魔法生物…ではなく、ヨーロッパなんかでよくある怖い方の魔の妖精です。そして、ヒロインヒーローはハッピーエンドですが、人間世界の不穏な状況は置いたままエンドです。妖精に人間世界などどうなっても良いんだなって空気で怖い怖い。

＃ほのぼの ＃怖い ＃ダーク

[匿名 · ★★★★☆]

読後感は、かなり若い読者層向け、という印象でした。

あまりソーニャ感のない作品でしたが、妖精の世界と人間の世界の関わりなど、作品が設定面白かったです。

妖精王の一途さと、彼の献身で、自分を取り戻していくシャーリーの様子が良かったのです。