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Posted by ブクログ 2024年02月02日
若くして京大教授になられた著者はバランス感覚の優れた人で、しかも精神医学の医学として、科学として押さえるべきところは押さえる姿勢には常々好感を持っている。本書は一般向きの本であるが、専門官が読むと、一般の人に出来るだけ誤解を内容に説明するには、このように説明すればという発見があるし、一般の人にも読み...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月26日
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村井 俊哉(むらい としや、1966年 - )
日本の精神医学者。京都大学医学部教授。大阪府生まれ。1991年京都大学医学部卒、98年同大学院医学研究科修了、「局在脳損傷にともなう重複記憶錯誤について」で医学博士。マックスプランク認知神経科学研究所、2001年京都大学医学部附属病院助手、2...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月12日
ドーパミン仮説は知っていたが異常セイリエンス仮説は知らなかったので勉強になった。
ヤスパースが精神医学を納めていたことも初めて知った。説明と了解についての解説も分かりやすい。
各事象を平明に説明してくれているし、薬や治療の歴史も辿れるので俯瞰するのに丁度良い。
妄想については深く考えた事は無かったけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月23日
わかりやすく、読みやすい良心的な本だった。
病気の症状や治療方針だけでなく、それまでの歴史や社会的背景、『心の病』ゆえの特色や扱いの難しさを赤裸々に語っている。
精神科自体が、統合失調症のために発達した領域だという視点が発見だった。病院があるから治療ができる病だと思ってしまうが、そもそも先に病院が...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月08日
やさしい入門書から1歩踏み込んだ、でも新書なので専門書まではいかないレベルの本。ストレス脆弱性モデル主流の頃に資格を取った身としては異常セイリエンス仮説が興味深かった。
ところどころ出てくる精神医療用語(措置入院や医療保護入院とか)の説明はないので、その辺初学者や患者本人、ご家族にはわかりにくいかも...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月12日
統合失調症について、精神科医の視点から述べている。定義、症状、統合失調症患者のケーススタディ、患者のケア、社会との関わりなど。私の興味は統合失調症の生理学的モデルで、文中で説明のあったドーパミン仮説から発展させた異常サリエンス仮説は、生理学的な考えに心理的なサポートも加えていて、患者の主観をより説明...続きを読む
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