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選挙制度が政治全般に及ぼす影響力はきわめて大きい。「選挙制度が適切なら何もかもうまくいく」という哲学者オルテガの言をまつまでもなく、選挙は民主主義をいかなる形態にも変えうる力を秘めている。本書は、小選挙区制や比例代表制の思想的バックボーンをわかりやすく紹介し、「選挙制度のデパート」とも揶揄される日本的システムを改善する道筋を示すものである。巻末に、近年の議論をふまえた補足解説を付す。
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Posted by ブクログ
山本健太郎著の「政界再編」を読んで、1994年に小選挙区比例代表並立制が導入されたことで政党の戦略が多く変わったことを知りましたが、本書を読んで、選挙制度によって政治が大きく変わりうるという認識をより強く持つようになりました。
本書では、外国の選挙制度とも比較しており、日本の選挙制度がいかに稀有なもので、理念のないものだと述べています。
参議院に対する問題意識や、サラリーマンなどの被雇用者が選挙に立候補しづらい選挙制度に対する問題意識も述べられており、選挙制度について考えるいいきっかけとなりました。
初版は2003年ですが、2013年に補足解説が追加されており、また当時の選挙制度から大きく改革もされていないので、今読んでも十分ためになる一冊だと思います。
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