フランス革命小史

河野健二

一七八九年にはじまる十年間は、フランス人が世界史の主役を演じた時期であった。フランス革命は近代のあらゆる革命のモデルであり、それはまた、人間の強さと弱さ、美しさと醜さを同時にふくんだ壮大なドラマであった。簡潔な記述によってフランス革命の世界史的意義を明らかにしながら、ナポレオン登場までの全過程をとらえる。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 学術・語学 / 教育
• 出版社: 岩波書店
• 掲載誌・レーベル: 岩波新書
• ページ数: 220ページ
• 電子版発売日: 2019年10月24日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 4MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

受験世界史において，フランス革命は，
まさに受験生泣かせ。
議会の名前はころころ変わるわ，
今の高校生に右だの左だの言ったって・・・。
そんな疑問を解決してくれる一冊。
腰を落ち着けて読んでほしい。

[ブクログ · ★★★★★]

フランス革命のひとつの視点での記述。
いろいろな文献を紹介しながら、解説している。
ケネー「経済表」
ディドロ「百科全書」
ルソー「人間不平等論」「エミール」「新エロイーズ」「社会契約論」
匿名「第三身分とは何か」
桑原武夫「ルソー研究」

巻末にフランス革命人物略伝とフランス革命略年表があるのは便利。
参考文献として一覧がないのは少し残念。