科学技術の現代史 システム、リスク、イノベーション

科学技術の現代史 システム、リスク、イノベーション

902円 (税込)

4pt

4.2

第2次世界大戦後、科学技術の力は増大する。その原動力は豊富な資金を持つ国家、特に米国だった。インターネットが生まれ、遺伝子操作が可能になり、原子力や人工衛星の利用が広がる。一方でリスクは巨大化・複雑化した。21世紀に入り、AIやバイオテクノロジーが驚異的な展開を見せ、中国や民間企業による〝暴走〟が懸念されるなか、世界は今後どうなっていくのか――。科学技術の〝進化〟の歴史と未来への展望を描く。

...続きを読む

科学技術の現代史 システム、リスク、イノベーション のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年07月09日

    戦後から今日までの科学技術の進化の歴史と未来を垣間見させてくれる好著
    特に2000年以降くらいの歴史は過激に進化発展しており間口も広いがこの辺りを簡便にわかりやすく歴史的な観点を据えて解説している。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月02日

    近代の科学技術の発展の歴史を振り返る一冊。
    国家が膨大な人員と資金を集めることで科学技術の分野で大きな飛躍があった歴史がわかる。先進国が戦争を盛んに行なっていたころ、国家は膨大な資金と当時の叡智をかき集め、科学技術を軍事目的に活用している。その産物が現在の科学技術発展にも貢献している。そして、その鍵...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年02月27日

    新卒以来ずっと科学技術関係の仕事に携わっているのでとても面白かった。第3章で触れられている利益相反,第6章はまさに今直面していたりする内容ばかり(大学の研究現場の抱える悩み(資金獲得の激化),イノベーション信奉…)。研究機関勤務の人(特に事務系)の教科書となるべき本かもしれない。

    0

    Posted by ブクログ 2019年11月11日

    第二次世界大戦からの現代科学技術史について。それはすなわち米国の科学技術史であり、冷戦終結後の米国一極体制とその後の米国、特に軍需の相対的力学低下による技術主導のグローバル&民間シフトが語られる。一方でレイチェルカーソン『沈黙の春』など、科学技術が招いた負の側面も取り上げている点がユニーク。

    19...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月16日

    現代史とは科学技術の歴史であるってことがよくわかった。とりわけ現代に近づくにつれて、紹介される技術が具体的にどんなものなのかわからなくなるのがやばい...。勉強しないと。

    203-4頁
    「個別の技術の成立・展開の過程をみると、技術は社会的に構成されているようにみえる。しかし大きな時間的・空間的スケ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月13日

     複雑な科学技術の現代史をマクロで捉えたものである。科学技術は研究者の興味関心から始まったが、それが国益になると考えられてからは、出資者が国家になる。軍用に活用されついには原爆の開発に至るが、冷戦終結後は民用化が進み、大企業が科学技術の主導者となり、変わった形の管理社会が構築されていく。そんな流れが...続きを読む

    0

科学技術の現代史 システム、リスク、イノベーション の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

佐藤靖 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す