バナナと日本人 フィリピン農園と食卓のあいだ

バナナと日本人 フィリピン農園と食卓のあいだ

ビジネス・実用
1,012円 (税込)

5pt

スーパーや八百屋の店頭に並ぶバナナの九割を生産するミンダナオ島。その大農園で何が起きているか。かつて王座にあった台湾、南米産に代わる比国産登場の裏で何が進行したのか。安くて甘いバナナも、ひと皮むけば、そこには多国籍企業の暗躍、農園労働者の貧苦、さらに明治以来の日本と東南アジアの歪んだ関係が鮮やかに浮かび上がる。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 国際
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波新書
  • タイトル
    :
    バナナと日本人 フィリピン農園と食卓のあいだ
  • タイトルID
    :
    657864
  • ページ数
    :
    233ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年09月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    15MB

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バナナと日本人 フィリピン農園と食卓のあいだ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者が他に書いたものから、何となくフィールドワークに基づく社会学的なレポートかと思っていたのだが、戦前の日本の入植も含めた企業の歴史も含めて、土地制度から解き明かすかなり重厚な書物だった。
    東南アジアの理解を深めるための一つの参照ケースとして。

    0
    2019年12月28日

    Posted by ブクログ

    mixiコミュニティ「読書会◆アウトプット勉強会」内のトピック「BOOK BATON」にて、紹介されていた本。

    日本人にとって、もっとも身近な果物の一つ、バナナを軸にして、日本と産地であるフィリピンの貿易史について書かれている本。

    読んでみると、猛威を振るう多国籍企業と、支配、搾取、蹂躙されるフィリピン農業の実態が痛々しく描写されている。

    最も、恐ろしいと思ったのは、以下の箇所。

    「こうして、フィリピンと日本はつながった。だが、国家と国家ではなく国民と国民の関係として考えてみると、実際にバナナを作っているフィリピンの労働者と、これを食べている日本の消費者は分断されているといえないだろうか。私たち日本人のバナナへの関心が、『価格』や『栄養』や『安全性』にだけとどまっているのは、その端的な例である。」(p.223)

    フェアトレードという考えがコーヒー等で近年では流行している。
    バナナでも同じく、農家のことも思いやる取り組みが必要なのではないか。

    0
    2013年05月11日

    Posted by ブクログ

    この本の良さはまず、バナナという日本人にとっては身近な食べ物を題材にしている点であろう。フィリピンにおける生産者と多国籍企業の関係は必ずしもフィリピンに限った事ではない。他の多くの途上国で現地の人々が食することのない商品作物を生産している。だがそのほとんどは市場価格の不安定さのあまりに生産者の生活を苦しめるものとなっている。普段先進国に住む我々が普段気に止めない世界で起こっている現実を見つめ直す機会となる一冊。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    私の研究の方向性を導いてくれた本です。「あいだ」が大事なんです。今はトレーサビリティとかいいますけど、こういうトレーサビリティがアグリビジネスが展開する現代にもっとも重要な視点です。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    鶴見良行の代表的著作。普段の生活に在りながら(在るからこそ)意識しない「モノ」に注目して徹底的に調べる手法。日本での生活がバナナの生産者とどう繋がっているか知り、考えさせられる一冊。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    この時代のフィリピン農家に生まれたら何をどうすれば良いのかわからない。
    貧しい中でも、夜中に踊り著者をもてなす農民たちや、ペディキュアを塗る女性らの生きた描写の方が心に残った。

    0
    2026年01月02日

    Posted by ブクログ

    「バナナのようなありふれた食物についての探究さえも、それを深めてゆけば、日本のフィリピン両国の市民が平等に手をつなぐきっかけが、そこから生まれてくると私は考えている。」
    1982年に刊行された名著を大学生以来再読した。

    前半は、植民地支配からはじまり、戦争の混乱を経て、外資系大企業がフィリピンの土地を支配し蹂躙するまでの歴史が詳細に語られる。
    続く中盤の章では、バナナ産業がどのように維持されているのか、それは主に企業対農家の凄惨な搾取構造が暴露される。地主は大企業に借金をし続ける形で関係が維持されている。農家はわずかに給与で食べていくのが精一杯という生活。農薬が空から散布されるので畑で野菜も育てられず家畜も飼えない。極悪非道である。

    そして最後に、その先で安くて美味いバナナを年じゅう食べている我々日本の消費者に話は向かう。「生産者に思いをはせよ」。「バナナについては、それを受け入れ食べている私たち日本人も、そのかぎりにおきては当事者である。」


    6章の中に、筆者が村の祭りの晩に栽培農家に泊まらせてもらったと言うエピソードが印象に残った。
    家の庭先に皆で集い、大瓶のコカコーラとラム酒で宴を開いたという。「バナナ村の祭りは、深まりゆく貧しさの上に成り立った華やかさだった」と筆者はさらりと語って終わるが、私にはその宴の賑やかさが非常に眩しく感じられた。豊かさとは、何なのだろうかと。


    刊行から半世紀近く経って、残念ながら日本人とバナナの関係はそこまで大きく変わっていないように思われる。
    SDGsに代わる「ウェルビーイング」が取り沙汰される昨今だけど、フィリピン人も日本人も、全人類が生きたいように生きれる世の中をつくる一助になりたい。

    0
    2025年09月27日

    Posted by ブクログ

    米政府が大企業と一体となって発展途上国に大規模投資し、現地民を搾取し借金漬けにしつつ大きな利益を上げてきたことは、「エコノミックヒットマン」で読んだが、この「バナナと日本人」を読んで、別の視点からそのからくりがよく理解できた。米企業には、自然とともに生きるとか、現地人を豊かにするといった考え方は全くなく、自分たちがいっそう豊かになることだけを追求してきた。こういった人種が、世界の秩序を乱してきたと言え、今のような金融不安で彼らが危機的状況となっても、同情する人は少ないであろう。

    0
    2018年12月08日

    Posted by ブクログ

    言わずもがな名著。経済や社会問題に
    興味がある人もない人も一度は読んでみるべき。
    世界観が、かわる。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    これを読んでフェアトレードに興味が沸きました。今までフェアトレードなんか毛嫌いしてたのに、身銭切って買う価値ありますよ。良い本です。

    0
    2009年10月04日

バナナと日本人 フィリピン農園と食卓のあいだ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 国際
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波新書
  • タイトル
    :
    バナナと日本人 フィリピン農園と食卓のあいだ
  • タイトルID
    :
    657864
  • ページ数
    :
    233ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年09月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    15MB

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