翻訳語成立事情

翻訳語成立事情

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作品内容

かつて、この国に「恋愛」はなかった。「色」や「恋」と区別される“高尚なる感情”を指してLoveの翻訳語がつくられたのは、ほんの一世紀前にすぎない。社会、個人、自然、権利、自由、彼・彼女などの基本語が、幕末―明治期の人びとのどのような知的格闘の中から生まれ、日本人のものの見方をどう導いてきたかを明らかにする。

ジャンル
出版社
岩波書店
掲載誌・レーベル
岩波新書
ページ数
222ページ
電子版発売日
2019年09月26日
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

翻訳語成立事情 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2014年05月03日

    凄く面白かった。これまで、こういった「言葉」について書かれた本をあまり読んでなかったというのもあるけど、「言葉」というものを扱う視点というものが様々あり、手前勝手に濫用してよいものではないのだなと色々勉強になった。本作で扱われる言葉は10例程だけど、そこに様々な切り口からその訳語の成立の経緯を紐解い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月24日

    翻訳語にまつわる違和感を正面切って解説してくれている良著。田山花袋を例に挙げた日本の小説での奇妙な「彼」の使い方とか、翻訳語は翻訳語らしくしていたほうが都合が良いとか、興味深い話題ばかりだった。

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    Posted by ブクログ 2011年08月02日

    明治期に翻訳の必要性に迫られて生まれ、今日ではごく普通の語として使われる「社会」「個人」「近代」「存在」「権利」等の翻訳語の発生と、それらに共通する特性について。
    伝来する意味を持たない翻訳語に特有の「よく分からないが有り難みがある」という印象が持つ効果を柳父氏は『カセット効果』と名付けて一連の説明...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    大学3年のゼミのテーマ本の一つ。普段何気なく使っている言葉には実は海外の言葉の翻訳語もたくさんあるということがわかります。
    われわれにとって言葉は概念として重要なものなので、実は多くの概念は海外のものであるという事実に気づかされます。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    1982年初版の岩波新書(黄版)。本の外装は古くなっても、内容的にはまったく古びちゃいない、必読の書。重要ポイントは柳父氏が随所で指摘している「カセット(宝石箱)効果」(柳父氏命名)。外来語を「日本語」(漢語もしくは造語)に置き換えると、翻訳者の意図を離れて、訳語が一人歩きを始める。訳された「日本語...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    すごく昔から「好き」と言われるのは
    嬉しいのに「愛してる」と言われることに
    ものすごく嫌悪感を感じていた私ですが、
    この本を読んだときにスッキリしました。

    freedom=「自由」love=「愛」など、
    身近な単語がどうやってこの言葉に
    なったのかが解る1冊。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    社会、個人、権利、自由、自然・・。近代日本が、どのように西欧文明を受容していったか、翻訳語という概念からせまる。
    歴史、言語、日本など、多様な観点から読める一冊。

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    Posted by ブクログ 2015年10月24日

    社会・個人・美といった新しい概念が、それぞれ翻訳されるまでの経緯が具体的で読ませる。特にLoveが「恋愛」と翻訳された理由はLoveが精神的で高尚なもので、日本語の「恋」が通俗的・不潔なものというのにはびっくり仰天させられた。また万葉集の「恋」はすべて肉体関係のあとのことというのにも驚いた。またBe...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年07月31日

    ハイデガー入門を読んだ後のせいか、
    本書で取り上げられていた、
    「存在」という言葉の成立ちについて色々考えてしまう。
    そもそも「存在と時間」という題も正確なのだろうかと。

    翻訳語の特殊性や、
    成立ちを知ることは意外と面白く、知らないだけで
    こんな言葉がほかにたくさんあるのだろうなぁ。

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    Posted by ブクログ 2015年02月23日

    喋るときに一々言葉を吟味しながら喋る人なんて、或いは場合なんてそうないということ。それぞれの理解で言葉を覚えてその理解に基づいて喋るから、結局同じ母国語共有していても意味が通じないなんてことが発生してしまう。理解度や文の構成能力だって人それぞれ違うもんね。

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