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テレビで話題沸騰!三越でも「曲がる食器」が大ヒット!「儲けろ、利益出せ」と言わずに社員15倍!見学者300倍!世界初「錫100%の曲がる食器」がニューヨーク近代美術館、三越、大丸でもバカ売れの理由とは?わくわくすると業績が上がることを実証。「ディズニーランドより楽しかった」という子も!
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Posted by ブクログ
急成長を遂げた能作について、知りたくなって読んでみた。 通勤途中に、能作の新社屋がある。 新社屋ができた当時は、すでにKAGOシリーズなどでその名が知られるようになっていたと思う。 休みの日に、新社屋のレストランに食事に行った。 鋳物を作るにおいがきつかった。 社長は、自分のことを「僕」とおっしゃ...続きを読むる。 違和感を覚えつつも、社長らしいなぁとも思う。 福井県で生まれ、若くして能作に婿入り。 鋳物を高岡を愛していらっしゃる。 p.27 僕は、「数字至上主義は、仕事をつまらなくする」と思っています。能作の原動力は、「楽しむこと」です。 目先の利益よりも大事なのは「楽しさ」であり、「楽しんで仕事をしていれば、勝手についてくる」と信じています。僕も社員も、「次から次へと、新しい仕事を手がける」ことが何よりも楽しい。 p.66 僕は、プロフェッショナルとは、「思いやりとやさしさを持った人のこと」だと定義しています。 技術を持っているだけでは、プロとは呼べない。 p.161 もともと能作は、技術やノウハウを惜しみなく、オープンにしてきました。 僕は、「競争の世界はすでに終わり」だと思っています。ライバル会社を出し抜いたり、足を引っ張り合ったり、蹴落としたりするのではなく、「共に想い(共想)、共に創る(共創この意識を持つことが大切です。 楽しく働けるようになろう。 ちなみに、「僕」に対する違和感の原因がわかった。 大学時代、自分は、教授に向かった自分のことを「僕」と言ったら、教授から、大人になったら自分のことは、「私」と言いなさいと指導を受けたからだ。その理由は、聞かなかったし、調べたことも考えたこともなかった。大人は、自分のことは、「私」と呼ぶものだと思っていた。 この本を読んで、改めて違和感を感じたので、調べてみた。「僕」というのは、自分と同等か下のものに対して自分のことを呼ぶときに使うものだった。
見方によってはブラックとも言える働き方で猛烈に働いてきた社長の町工場成功物語です。今では大変有名になった能作ですが、当時は消えていってしまうかもしれない伝統産業の1つでした。こういう勢いのある話は好きです。社員一人一人がよく考えてと言う部分も共感しました。
伝統を守るためにチャレンジし続けることこそが、最も持続可能な社会を作り上げる唯一の道標だと思った。 社会への貢献ということを言葉だけで語るのは簡単なことだ。 しかし実行することはどれだけ難しいか。 だからこそ、それは「チャレンジ」なのだ。 「伝統を守る」ことは、決して自己保身ではない。 挑戦し続け、...続きを読むさらに自身をアップデートしていかない限り、大切なものを守り続けることはできないということなのだ。 改めて思い知らされたが、本当にこれは深い。 このことに本心から気が付いている経営者は日本にどれだけいるのだろうか。 例え意識をしたとしても、週が明けて月曜日のいつもの会議が始れば、そこは利益追求の普段の姿に戻っているのではないだろうか。 この能作の取り組みは本当に素晴らしい。 簡単には真似できない部分が多いと思うが、逆に言えば簡単ではないとしても真似すべきところはやるべきだ。 能作社長ももちろん最初から上手く行った訳ではない。 様々な試行錯誤を繰り返し、数々の失敗もした中で今がある。 だからこそ心から「チャレンジせよ」と言えるのだ。 この姿勢は本当に見習うものがある。 自身の行動を見せることで、部下も含めた次世代を育てることにつながっている。 本書では「社員教育をしない」と記載しているが、まさに社員は自律的に育っていると感じる。 教えなくても、きちんと自分たちで学んでいるのだ。 だからこそ、本書を読むと色々と考えさせられてしまう。 これだけ混沌とした時代の中で、どうやって自分自身の価値を高めていくのか。 それは自分で考えるには実は限界がある。 自分で考えずにどうやって価値を計ればよいのか。 これこそ「あくまでお客様があなたの価値を認めてくれるのか」という1点に限られる。 これは自分個人でも、会社でも全く同じ事だ。 お客様が能作を認めてくれなければ、今後も生き残り続けることは出来ないだろう。 大切なものを守り抜くためには生き残らないといけない。 そして生き残るためには、何としてもお客様に認められ続けなければならない。 能作社長の並々ならぬ情熱と信念。 これらが強いからこそ、考えるだけでなく行動せざるをえない。 居ても立っても居られない気持ち。 能作社長の行動は、心の奥底から突き動かされているように見えるのだ。 経営が本気だから社員もついてくるのだろう。 そこに嘘はないからだ。 これからの経営(会社運営)は絶対に綺麗ごとでは済まされない。 お客様はその企業の本気度を必ず評価してくるだろう。 そういう厳しい目を乗り越えていける企業が、次の世代も生き残るはずだ。 社内工場見学についても、すべては未来への種蒔き。 入場料を取らずして、無料で行っているにも関わらず、年間12万人も集客できている。 無料とは言え、12万人にも人が動けばその経済効果は計り知れない。 これだけでも、地域への大きな貢献をしていることになっている。 さらにこれら活動を通じて能作ファンは益々増えていく。 確実に未来への価値を育んでいるはずなのだ。 本当に能作から学ぶところは多い。 (2022/6/26)
高岡にある鋳物工場の社長の話。考え方が近いせいかスラスラと一気読み。新鮮なフレーズは「プロフェッショナルとは、思いやりと優しさを持った人のこと」と定義されていたこと。 含蓄があると思います。ただ組織論としては工場や職人さん、広義にはクリエイティブな仕事の方がよりはまるのかな、と感じた。 総じてこれか...続きを読むらの時代に必要な会社経営の要素が分かりやすく表現された一冊、良き出会いだったと思います。
百年を超える伝統を持ちながらほそぼそと下請けに甘んじていた鋳物工場が大きく変身し、売り上げが十倍にまでなる過程が描かれている。 著者の語り口が心地良い。
『能作』のサクセスストーリー 伝統産業、鋳物を作る町工場が社員15倍、見学者300倍、売上10倍にしたサクセスストーリー。 経営、リーダー論を学べることは勿論だが、仕事の本来のあるべき方向性を学ぶことができた。
今の社長が子供連れの親子を会社案内した時に、「勉強しないと、このおじさんのようになるよ」と言われたことが発奮の原点だと告白している。富山の一中小企業が売上を伸ばし、広く認知されるようになった苦労が窺われる。 頑張れば、チャンスが回ってくる。そのチャンスをどう活かすかは、経営者次第である。
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