無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
英「ネイチャー」誌が警鐘!
なぜ科学立国は崩壊したのか!?
気鋭ジャーナリストによる渾身の書き下ろし
【様々なデータが示す日本の危機】
理工系博士の卵は半減/博士になっても職がない/大学院修了者の半数が借金苦/
優秀な人材ほど企業へ/下がり続ける大学ランキング/日本だけ論文数が減っている/
大学法人化後、研究時間が25%減少/基礎研究費割合は主要国下位
【本書の目次】
第1章 憧れだったノーベル賞
第2章 研究者がいなくなる -空洞化する大学院博士課程
第3章 衰弱している日本の研究力 -主要国で最低レベルに凋落
第4章 忙しくて研究できない -「選択と集中」の弊害
第5章 ノーベル賞が消える -研究者が共有する危機感
第6章 大学解体のとき
Posted by ブクログ 2022年03月16日
日本から科学者が消える、と聞くと、
そんなはずがない、と思いますが、
相当な危機的状況です。
若手研究者が無期限で雇用される枠はとても少なく、
それを知っている研究力を持つ学生は
博士課程への進学を辞め企業に就職し、
その結果、日本の研究は衰退していく。
衝撃を受けました。
博士号を取得してから...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月18日
既に広く知られている事ではあるが大学の研究の衰退と研究者のひどい環境について書かれている。
著者はライターなので既存の統計や資料を集約して書かれている最後の結論はまあまあ良いことが書かれているのではないか。
提案としては研究機関と就職教育機関の分離。
日本では建前上企業も大学で学業が重要、とは言うが...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月14日
たまにニュースで取り上げられたりして、薄々気づいていたことではあるが、改めてデータを用いて現在の状況を説明されると暗い気持ちになる
そのような政策を考える人、実施する人は意図してそうしているのか?または真剣に考えた結果がこれなのか?どちらにしても酷すぎやしないか?
最近の日本の政治のあり方をみて...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月10日
日本のノーベル賞受賞者が減ってゆき、優秀な科学者候補は海外に流出するか企業へ行き、科学者が減ってゆく。そんな暗澹とした未来を、統計や関係者に対するアンケートから明らかにした作品。筆者の主観ではなく公開されている統計をわかりやすく読み取っているため説得力がある。巻末の参考URLから参考元の統計にも飛...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月23日
博士課程に進む人が減っている。理由は、修了後、恒常的なポストにつけるのは1割のみ。優秀な人ほど、企業にいく。40歳過ぎてもポスドクの身分のままであることも多い。
また、研究を落ち着いてできる環境がない。科研費の選択と集中は、日本の研究開発力を促進している、という結果はない。むしろ阻害している可能性の...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月20日
日本における基礎研究の危機が叫ばれるようになって久しい。最近では日本人ノーベル賞受賞者も必ずと言っていいほどこの話題に触れる。ノーベル賞受賞者というと高齢のイメージがあるが、評価された研究のほとんどは若手のころの実績であることからもわかるように、若手研究者が基礎研究に打ち込める環境が日本の科学水準を...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。