稲生物怪録

稲生物怪録

968円 (税込)

4pt

江戸時代中期、広島・三次藩の武士・稲生平太郎の屋敷に、一ヶ月にわたって連日、怪異現象が頻発。その目撃談をもとに描かれた「稲生物怪録絵巻」(堀田家本、全巻カラー)、平太郎本人が書き残したと伝わる『三次実録物語』(京極夏彦訳)、柏正甫『稲生物怪録』(東雅夫訳・註)が一冊に。多彩な妖怪変化、想像を絶する奇抜な生態、冷静沈着に観察する平太郎の武勇……日本各地に伝わる妖怪物語の最高峰が、待望ひさしいコンパクトな文庫版で初登場!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

稲生物怪録 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    絵巻と、京極さんの訳と、東さんの訳の三編。

    どんな怪異にも動じないとはきいていたけど、化け物がでてきても『どうしようもないから寝た』『意味がわからないから寝た』『我慢していたら寝ていた』など、基本的にすぐ寝る。 
    怪異自体は全部実際自分が遭遇したら怖いものばかりのはずなのに、平太郎の

    0
    2021年03月16日

    Posted by ブクログ

    女の生首が逆さまになり、髪の毛で歩く。舌でなめまわす。

    男の頭が膨れ上がり、頭に丸い穴があいて、その中から赤子がぞろぞろ這い出てくる。

    冷たい人の体を踏みつけたような感触があったため、下を見ると大きな青入道がいた。足の裏にねばりがついた。

    0
    2024年05月27日

    Posted by ブクログ

    『イノモケ』は、小学生の時、学校の図書室で小学生向けにリライトされたものを読んで以来、30年振りである(とは言え、本格的に通しで読んだのは今回が初めて)。改めて読んで、稲生家の怪異は怖いよりも気持ち悪い系の方が多い印象である。しかし、ベトベト、グチャクチャのお化けに付きまとわれても、「仕方がないから

    0
    2023年09月06日

    Posted by ブクログ

    30日に渡り怪異体験をする平太郎が豪胆すぎて、驚かせにきた妖怪達の張り合いのなさに、惻隠の情まで湧かせてしまう。カラーの絵巻か見所。

    0
    2022年08月09日

    Posted by ブクログ

    江戸時代中期、三次藩の武士・稲生平太郎の屋敷で1ヶ月続いた怪異現象を元に描かれた「稲生物怪録絵巻」、平太郎本人が書き残したと伝わる「三次実録物語」、柏正甫の「稲生物怪録」を1冊にまとめたもの。多くの作品に取り上げられた有名な妖怪絵巻が文庫で簡単に読めるとは良い世の中になりました。同じ作品でありながら

    0
    2022年06月20日

    Posted by ブクログ

    江戸時代中期、広島・三次藩の武士・稲生平太郎の屋敷を一か月にわたって襲った怪異現象を記録した「稲生物怪録」。

    なんだろうね。平太郎本人が豪胆すぎて夏休みの絵日記のような趣で書かれています。書かれてしまっています、かな。普通の精神で乗り越えられる現象ではない怪異の数々。対処はしてみるけど、どうにもな

    0
    2022年06月03日

    Posted by ブクログ

    三次もののけミュージアムに行ったので、その記念に購入。
    絵巻をカラーで一つ一つのエピソードをしっかり見られたのはよかったなあ。
    平太郎本人作という『三次実録物語』はさすが京極夏彦先生、非常に読みやすい小説になっていました。
    9日目のエピソードは何度読んでもエグいけど。
    聞き取って書いたと伝わる『稲生

    0
    2019年11月16日

    Posted by ブクログ

    稲生物怪録をカラー図版で・京極夏彦の文体で・現代語訳で、さらに携行しやすい文庫版という欲張りセットでこの価格。聞いたことはあるけれど、通しで読んだことはなかった人間(自分だ)にとってうれしい一冊。

    図版は文庫サイズのためそこまで期待できない? ……と思いきや、三段組で全体を提示後、各日ごとに絵の部

    0
    2019年08月12日

    Posted by ブクログ

    見当たらなかったので、代わりにこちらで登録を。
    1994年出版「稲生物怪録」定価3500円小学館出版の絵本を拝読(当時にしては高すぎやしませんかね…)

    平太郎の動じなさというか、もはやどんな妖怪が来るのかワクワクしているあたり豪胆だなぁと
    身体的な実害は少ない妖怪ではあるものの、平太郎周りの人間関

    0
    2022年09月23日

    Posted by ブクログ

    名高い「稲生物怪録」だが、近寄るのは初めて。
    京極さんが手広くお仕事されてるお陰です。
    絵巻は確かに、独特の味が出ていてユニーク。
    京極さんの現代語訳は読みやすく、微かに京極さんの匂いがするところが良きかな。
    「仕方ないので寝た」「(怪異が)使えるかなと思ったが役に立たなかった」という淡々とした感じ

    0
    2019年09月02日

稲生物怪録 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川ソフィア文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

東雅夫 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す