かわいがって、ください
大実業家の長男・威史のもとへ奉公に出された志信。しかしその仕事はまるで愛妾のようで…!?
大実業家、折坂家の長男・威史のもとへ奉公に出されることになった志信。幼い頃一度だけ会った優しい若さま。己の不遇に腐らず、精一杯お仕えしようと決意した志信の前に現れたのは、思い出を覆すほど奇妙に明るい……しかし間違いなく本人。女の子の服を着せられ、膝に抱かれ、愛妾のように扱われながらも、志信は次第に威史の真意を察するように……。和と洋が溶け合う大正期の資産家の屋敷を舞台に繰り広げられる、甘やかな主従ロマンス。
紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版!
少年(志信)が幼い頃、一度だけ会った青年(威史)に少年が10代半ばに再開する。
威史が志信にわざわざ見せようとしないが時折覗かせる独特の表情の意味が
とても気になる
Posted by ブクログ 2019年05月25日
全体の感想を一言で言うと、とても優しい気持ちになれるお話です。
幼い頃、一度だけ逢った凛々しく優しい、思慮深げな青年。
ほのかな憧れを抱いていた彼と再会したその時、彼は別人のように変わっていた-という設定です。
しかも、主人公の志信は実の叔父に売られたも同然で、憧れていた「若さま」の「妾」として...続きを読む