安楽死・尊厳死の現在 最終段階の医療と自己決定

安楽死・尊厳死の現在 最終段階の医療と自己決定

946円 (税込)

4pt

4.4

21世紀初頭、世界で初めてオランダで合法化された安楽死。同国では年間6000人を超え、増加の一途である。容認の流れは、自己決定意識の拡大と超高齢化社会の進行のなか、ベルギー、スイス、カナダ、米国へと拡散。他方で精神疾患や認知症の人々への適用をめぐり問題も噴出している。本書は、〝先進〟各国の実態から、尊厳死と称する日本での問題、人類の自死をめぐる思想史を繙き、「死の医療化」と言われるその実態を描く。

...続きを読む

安楽死・尊厳死の現在 最終段階の医療と自己決定 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年09月08日

    レベッカ・ドレッサー氏のリビングウィル批判にははっとさせられた。私がいつも病院で感じる違和感はこれだと確信した。

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月12日

    安楽死・尊厳死の現在 最終段階の医療と自己決定。松田純先生の著書。安楽死・尊厳死は認められたほうがいいと思うけれど、安楽死・尊厳死の名の下に本当は安楽死・尊厳死を希望していない人、精神疾患や認知症の人まで安楽死・尊厳死させられるようなことは絶対にないようにしないと。精神疾患や認知症の人の人権がしっか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年04月30日

     漠然としたイメージのみで考えていた、安楽死・尊厳死。それに対して、実際に実施している国々の現状と取り組み、課題を記した本書。

     事例として、オランダでは厳格な法の運用を心掛けている事が紹介され、それでも「すべり坂(なし崩し的な運用)」への懸念・不安が付きまとうという。本書でも述べられているが、確...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月12日

    医師や医療者のみで書かれたこの手の著書には、奥行きがない。
    医師や医療者の論理の押し付けでしかない。
    社会心理学、倫理学、死生学の研究者が書かれていると、多面的に見ることができる。

    誰も死にたいとは、思っていないのに、自分の生を終わらせたいと考える。
    それを深く考えないといけない。

    著者は、生命...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月17日

    安楽死や尊厳死の現状を知りたいと思い読んだ。
    元々安楽死や尊厳死を希望していた人が認知症などで自分の意思が表現できない状態になった時に、安楽死や尊厳死を望んだままなのか確認することは困難である。今健康に暮らしている状態の私は、将来深刻な病を抱えた時に過剰な延命はしなくていいと思っているが、実際に死が...続きを読む

    0

安楽死・尊厳死の現在 最終段階の医療と自己決定 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

松田純 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す