【感想・ネタバレ】安楽死・尊厳死の現在 最終段階の医療と自己決定のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年09月08日

レベッカ・ドレッサー氏のリビングウィル批判にははっとさせられた。私がいつも病院で感じる違和感はこれだと確信した。

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Posted by ブクログ 2019年08月12日

安楽死・尊厳死の現在 最終段階の医療と自己決定。松田純先生の著書。安楽死・尊厳死は認められたほうがいいと思うけれど、安楽死・尊厳死の名の下に本当は安楽死・尊厳死を希望していない人、精神疾患や認知症の人まで安楽死・尊厳死させられるようなことは絶対にないようにしないと。精神疾患や認知症の人の人権がしっか...続きを読むりと守られる社会でないといけない。

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Posted by ブクログ 2019年04月30日

 漠然としたイメージのみで考えていた、安楽死・尊厳死。それに対して、実際に実施している国々の現状と取り組み、課題を記した本書。

 事例として、オランダでは厳格な法の運用を心掛けている事が紹介され、それでも「すべり坂(なし崩し的な運用)」への懸念・不安が付きまとうという。本書でも述べられているが、確...続きを読むかに論理的に突き詰めていけば、どこまでが自発的安楽死で非自発的安楽死でないのか。厳格・截然と分けようとしても、分けられるモノでは無いだろう。例え、精神的に死にたいと思っていても、肉体的・本能的にある生存欲求をどうするか?
 
 このように考えさせられた本書。しかし、漠然としたイメージで語るよりも、良い知識を仕入れられたように思う。

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Posted by ブクログ 2021年12月12日

医師や医療者のみで書かれたこの手の著書には、奥行きがない。
医師や医療者の論理の押し付けでしかない。
社会心理学、倫理学、死生学の研究者が書かれていると、多面的に見ることができる。

誰も死にたいとは、思っていないのに、自分の生を終わらせたいと考える。
それを深く考えないといけない。

著者は、生命...続きを読む倫理学、哲学が専攻。
安楽死、尊厳死に付いて、よく医師や医療者が語るのは、偏りがある。
安藤泰至先生の安楽死尊厳死を語る前に知っておきたいことをより深くした内容。
ACPを学ぶにも、読んでおいても良いと思う。
医師医療者のみではなく、死生学、生命倫理学、哲学の専門家を加えないと、多面的に語ることはできない。
医学が人間が生きて行く事に万能という訳ではない。
医学ができることは、ごくごく一部なのだ。

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Posted by ブクログ 2023年12月17日

安楽死や尊厳死の現状を知りたいと思い読んだ。
元々安楽死や尊厳死を希望していた人が認知症などで自分の意思が表現できない状態になった時に、安楽死や尊厳死を望んだままなのか確認することは困難である。今健康に暮らしている状態の私は、将来深刻な病を抱えた時に過剰な延命はしなくていいと思っているが、実際に死が...続きを読む迫るような状況になったらどう感じるかは想像できない。
本人の意思を確認することはできないが、こんな状態で生きているのが本人の為になるわけないと他人が決めて安楽死を実行してしまったら、それはただの殺人になってしまうかもしれない。
高齢化社会の中ですごく重要な問題だと思った。

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