笑いのカイブツ

笑いのカイブツ

804円 (税込)

4pt

27歳、童貞、無職、全財産0円。笑いに狂った青年が、世界と正面衝突!
“伝説のハガキ職人”による、心臓をぶっ叩く青春私小説。
21歳にして「ケータイ大喜利」でレジェンドの称号を獲得。「オールナイトニッポン」「伊集院光 深夜の馬鹿力」「バカサイ」「週刊少年ジャンプ」などで、他を圧倒する質と量で圧倒的な採用回数を誇り、「アメトーク」でも取り上げられる。いつしか彼は“伝説のハガキ職人”と呼ばれるようになる。
構成作家を志すも、“人間関係不得意”のため、挫折の繰り返し。命を削るように面白いネタを書くことに邁進する、貪欲なまでのストイックさ。恋と、挫折。やがて彼の頭の中に奇妙な「カイブツ」が棲みつき、主人公をときに叱咤し、ときに罵倒する。休むことのない内なるカイブツとの戦いの果て、主人公はいつしか「死」を想うようになる。
笑わせるか、死ぬか。
この主人公は、著者自身なのか、それとも頭の中のカイブツが生み出した妄想なのか?
ツチヤタカユキの熱狂的な道行きが、いま紐解かれる。

単行本刊行後を濃厚に描いた「文庫版あとがき」を収録。出版によってメジャーな世界に一歩踏み出したことで、主人公(作者)の鬱屈は晴れる日がきたのか、それとも・・・?
とどまることのない激情の発露が、読者の心に突き刺さる、感動の「最新章」。

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  • 映画化

    「笑いのカイブツ」

    2024年1月5日公開
    出演:岡山天音、片岡礼子、松本穂香

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笑いのカイブツ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    きっと好き嫌い分かれると思うけれど、この全ての文章が刺々しい感じが好きだ。

    自伝なのでどの程度脚色が入っているかは分かりかねるが、私はこの本に強烈に惹き込まれたのだから事実のほどはどうでもいい。
    こういう一つのことしか出来ない人物に惹かれるのはきっとその人が、自分なら簡単に出来ることが出来ないとい

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    やりたいからやるんじゃなくて、成し遂げたいからやるってのもある。
    人生を楽しむ才能が無くとも生きていかざるをえない。
    「幸せ者たちのドライブ」の章は何度も読んだ。
    文庫版あとがきのラスト2行に全部詰まってる。
    歪な文章だけど、こんな本があったっていいんだ。

    明日の神話をちゃんと見てる奴って自分だけ

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    一気読み。

    大喜利に始まり、漫才、コント、落語と沢山のネタを創り出した著者。
    笑いを生み出しているはずなのに著者自身が笑う描写がほぼ無かった。

    狂気じみていて猟奇的、それでいてとても情熱的。

    唯一自分の正義を信じて生きていけると思ったお笑いの世界でも現実を突きつけられ、社会や人生に対して嫌悪感

    0
    2023年11月19日

    Posted by ブクログ

    創作に狂い私生活を捨てていく様が自分はとてもかっこいいと思ってしまう。
    これだけの熱量があっても結局は社会性がなければ評価されないのは正直クソだと思うけど、自分はこれだけの熱量が出せる人間ではない分、クソみたいな社会性の恩恵を受ける立場だと思う。筆者と同じ世界に存在することはできないことが悔しい。

    0
    2022年11月02日

    Posted by ブクログ

    この人の生き方や考え方が正しいかと問われれば、客観的に見て正しいわけがない。

    でも、この本からは、生き様が伝わってきて感銘を受ける。


    社会の中で生きていくことの難しさ、苦しさ、辛さは、言葉では表現しきれない。

    そんな大きなものを抱えながら生きる著者の無骨な生き様は尊敬に値する。


    決して他

    0
    2021年12月04日

    購入済み

    夢に生きたいと思える本

    想像もできないほどの挫折を重ねて、この作品が出来上がったのだと思うと、人生に意味のないことなんてないのだなと思いました。
    1日1日を意味にするってことが、報われるってことなのかなと。
    まさに「ぶっ刺さる」作品でした。こんなにエネルギーの詰まった作品に出会えて嬉しいです。
    毎日を無碍に生きることが嫌な

    0
    2020年09月23日

    Posted by ブクログ

    又吉直樹に似たような小説を探していたら、Yahoo知恵袋でこの「笑いのカイブツ」が挙げられていて、映画化もされてるし、興味本位で読んでみた。
    ここまで人間は自分の目指すもの、欲求に対して行動力を持続して発揮できるものだろうかと疑いたくなった。読んでいて文章の巧さとかではなく、主人公のただ笑かすために

    0
    2025年03月20日

    Posted by ブクログ

    お笑いに人生を捧げ
    お笑いを愛し
    お笑いに絶望した
    伝説のハガキ職人 ツチヤタカユキの半生を綴ったストーリー
    人はなりたいものにはなれなく、なるべきものになる
    なるべきものに落ち着いている人にこそ読んで欲しい作品でありやした。

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    狂気的な部分がドバッと溢れている作品。超濃厚だから、好みがすごく分かれる。
    作者の意図を考えると薄めてはいけない。

    0
    2024年04月01日

    Posted by ブクログ

    ここまで一つのことに打ち込めるのもすごいと思った。ツチヤさんまでいかなくてももう少し若い頃になりたかったものを打ち込めたら自分の未来も違ったのかな?少しうらやましくも思った。

    0
    2024年03月11日

笑いのカイブツ の詳細情報

  • 映画化

    「笑いのカイブツ」

    2024年1月5日公開
    出演:岡山天音、片岡礼子、松本穂香

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