笑いのカイブツ

笑いのカイブツ

804円 (税込)

4pt

27歳、童貞、無職、全財産0円。笑いに狂った青年が、世界と正面衝突!
“伝説のハガキ職人”による、心臓をぶっ叩く青春私小説。
21歳にして「ケータイ大喜利」でレジェンドの称号を獲得。「オールナイトニッポン」「伊集院光 深夜の馬鹿力」「バカサイ」「週刊少年ジャンプ」などで、他を圧倒する質と量で圧倒的な採用回数を誇り、「アメトーク」でも取り上げられる。いつしか彼は“伝説のハガキ職人”と呼ばれるようになる。
構成作家を志すも、“人間関係不得意”のため、挫折の繰り返し。命を削るように面白いネタを書くことに邁進する、貪欲なまでのストイックさ。恋と、挫折。やがて彼の頭の中に奇妙な「カイブツ」が棲みつき、主人公をときに叱咤し、ときに罵倒する。休むことのない内なるカイブツとの戦いの果て、主人公はいつしか「死」を想うようになる。
笑わせるか、死ぬか。
この主人公は、著者自身なのか、それとも頭の中のカイブツが生み出した妄想なのか?
ツチヤタカユキの熱狂的な道行きが、いま紐解かれる。

単行本刊行後を濃厚に描いた「文庫版あとがき」を収録。出版によってメジャーな世界に一歩踏み出したことで、主人公(作者)の鬱屈は晴れる日がきたのか、それとも・・・?
とどまることのない激情の発露が、読者の心に突き刺さる、感動の「最新章」。

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笑いのカイブツ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月19日

    深夜三時半ってのに一気読みしちゃった。

    大喜利に始まり、漫才、コント、落語と沢山のネタを創り出した著者。
    笑いを生み出しているはずなのに著者自身が笑う描写がほぼ無かった。

    狂気じみていて猟奇的、それでいてとても情熱的。

    唯一自分の正義を信じて生きていけると思ったお笑いの世界でも現実を突きつけら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月02日

    創作に狂い私生活を捨てていく様が自分はとてもかっこいいと思ってしまう。
    これだけの熱量があっても結局は社会性がなければ評価されないのは正直クソだと思うけど、自分はこれだけの熱量が出せる人間ではない分、クソみたいな社会性の恩恵を受ける立場だと思う。筆者と同じ世界に存在することはできないことが悔しい。

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    Posted by ブクログ 2021年12月04日

    この人の生き方や考え方が正しいかと問われれば、客観的に見て正しいわけがない。

    でも、この本からは、生き様が伝わってきて感銘を受ける。


    社会の中で生きていくことの難しさ、苦しさ、辛さは、言葉では表現しきれない。

    そんな大きなものを抱えながら生きる著者の無骨な生き様は尊敬に値する。


    決して他...続きを読む

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    購入済み

    夢に生きたいと思える本

    2020年09月23日

    想像もできないほどの挫折を重ねて、この作品が出来上がったのだと思うと、人生に意味のないことなんてないのだなと思いました。
    1日1日を意味にするってことが、報われるってことなのかなと。
    まさに「ぶっ刺さる」作品でした。こんなにエネルギーの詰まった作品に出会えて嬉しいです。
    毎日を無碍に生きることが嫌な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月01日

    狂気的な部分がドバッと溢れている作品。超濃厚だから、好みがすごく分かれる。
    作者の意図を考えると薄めてはいけない。

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    Posted by ブクログ 2024年03月11日

    ここまで一つのことに打ち込めるのもすごいと思った。ツチヤさんまでいかなくてももう少し若い頃になりたかったものを打ち込めたら自分の未来も違ったのかな?少しうらやましくも思った。

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    Posted by ブクログ 2024年02月01日

    熱量が半端ない。少し読みにくいと感じるところ
    もあるが、それがさらに熱く思わせられた。
    ただ生きにくいだろうなぁ、少しでも報われていたらいいなぁ。

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    Posted by ブクログ 2024年01月21日

    買ってそのまま一気に読み切った。そのくらい引き込まれた。狂気じみた熱量に圧倒された。こんなにも濃い人生を送る人がいるのか、自分にこんな熱い思いがあったか、考えてしまう。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月12日

    一気読みでした。

    とても共感できるとは言えない。
    でも、怖いもの見たさで読み続けてしまう。

    友達にはなれそうもない。
    バーテンダーにいたら、
    そこの店にはきっと入らない。

    絶対に接点がないだろう。

    でも、読むのを途中でやめられない。

    本書は、絶対に好き嫌いがわかれるので
    万人にはお勧めでき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月11日

    映画を見た帰り道に買って、すぐ読んだ。
    なんというか、、、、感想が難しい。
    人生そのもの。つらくて、苦しくて、けど、笑いに狂って、
    後半の母へのコメントとか泣きそうになった。

    オードリーに出会えて良かった。

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笑いのカイブツ の詳細情報

  • 映画化

    「笑いのカイブツ」

    2024年1月5日公開
    出演:岡山天音、片岡礼子、松本穂香

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