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科学的手法を用いた「実験心理学」の知見にもとづく、子どもの心や脳にとってベストな学び方のコツを紹介します。
「頭のいい子に育ってほしい」と願う子育て世代に向けて、自身も2人の子どもをもち、大学で数多くの学生を指導している心理学者・竹内龍人先生が最良の方法を選りすぐりました。
2020年から始まる教育改革にも対応し、英語やプログラミング学習など最新の話題にもふれつつ、「学業や社会的に成功するカギは?」「本当に身につく勉強法は?」「やる気を高めるには?」「興味を持たせる工夫は?」など、すぐに実践できて効果を上げることができる勉強法やアイデアを紹介します。
子育てや教育方法で悩みがちな場面に対して、最新の研究による“科学的に正しい方法”が数多く見つかっています。
人間の脳の仕組みに合わせた勉強法なので、生まれ持っての才能や経済力にかかわらず、誰にでも有効なメソッドです。
おもに小学校~高校、そして大学などの入学試験を控えた子をもつ親に向けて解説していますが、本書で紹介する勉強法はあらゆる学びに応用できます。
受験勉強だけでなく、社会人が直面する資格試験や語学試験などにも対応可能。
子どもから大人まですべての人に役立つ知識を紹介しています。
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Posted by ブクログ
進化する勉強法
漢字学習から算数、英語、プログラミングまで
著:竹内 龍人
本書がめざすのは、効率的な勉強方法
①学習における効率のよさを追求
②実験心理学:実験で実証された方法
気になったのは、以下です
・大人になっても、脳は変化し続ける
・新しいことを始めると脳はかわる
・人の性格も変わっていける
・知能ばかりではなく、自己コントロールが結果を左右する
・一万時間の法則 時間だけではない、内容と集中による
・報酬が学習を疎外するわけではない
・視覚と聴覚を含めて覚える 音読しながら、書く
・マルチタスクは、集中力低下
・SNSをすると成績が下がる
・集中しすぎての長時間学習はムダ
・集中学習は、効果が消えやすい
・分散効果 そして、復習
・暗記カードは、20枚より5枚のほうが効果的
・テスト、小テストは効果が大
・答え合わせは、ちょっとしてからやるのが効率的
・環境を変えると得点があがる
・問題ばらばらの方が効果がある
・読む能力が上がれば、書く能力もあがる
・ノートを使う勉強法は効果あり
・学習順番も効果に関係がある
はじめとおわりが覚えやすい
・教材は自分で選ぶ
・学習したら、休憩時間はぼぅとする
・プレッシャがあったら、書き出してみる
・ライバルがたくさんいると成績がおちる
・期限は自分できめる
・睡眠はたくさんとる
・人間は、15分しか集中できない
目次
はじめに
勉強にまつわるQ&A
第1章 勉強法の基本―脳の特性を生かすアイディア
第2章 実践的な勉強法―テクニック編
第3章 実践的な勉強法―メンタル編
おわりに
ISBN:9784416619544
出版社:誠文堂新光社
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1500円(本体)
2019年02月21日初版
Posted by ブクログ
知っている知識はありつつも、データに従って解説してくれていてとても読みやすかったです。
同じことをつらつら長く書いているのではなく、簡潔に書いてあったのですぐ読めました〜。
英語では、文法の学習に時間を使う
p79セルフハンディキャップイングをしない人は、テスト結果はその人の努力(どのくらい勉強した日)を表していると考えています。結果が悪くても、次に努力をすればよいのだ、と考えます。
p99復習のタイミング一対4の法則
学習から復習感覚1と復習からテスト間隔2の割合を概ね一対4程度にする 復習は等間隔で
自分で復習方法を選ぶこと
p122多肢選択問題の答え合わせは最後に行う方が、最終テストに対する効果が高い
p146「勉強する場所」および「勉強方法」はランダムに
p163イメージを使って数学を解く
円周率はなぜ3?
p172最初と最後が覚えやすい順番を変えて勉強する
p177こどもに自分で教材を選ばせる
p188テスト前に不安感を書き出すとワーキングメモリーをしっかりと働かせることができる
p204ライバルは少ない、と思い込む
p211強制的に期限を決められたAグループよりも、自分で期限を決めたBグループの方が、宿題のための勉強を楽しく感じていた。
p232休憩時間にはぼーっとする。頭を使うと直前に覚えたことを忘れがちになる。
p237勉強の邪魔をしない他者の近くで勉強する
解けそうにない問題は飛ばす
Posted by ブクログ
様々な研究結果をもとに何がベストか示してくれています。
せっかくなにかに取り組むなら、より効果的な方法で習慣付けた方がいいと思い読みました。
成績の良い人の共通点は、IQではなく自己コントロール能力が高い子である
能力ではなくパフォーマンスを誉める
漢字は資格と聴覚で、音読しながら
英語は文法が大切
プログラミングは自己効力感つまり自分はできるという信念や自信を育てることもできる
テストは 能力や頭の良さを表してるのではなく
その人の努力、どのくらい勉強のしたかを表す
集中学習より、分散学習
復習はある程度時間を開けて
でもある程度は自分の直感で適切な復習方を選択
暗記カードの枚数は多い方がいい
答え合わせはまとめて最後に
繰り返しの小テスト
バラバラの法則
ピアノだけでなく、勉強も場所や方法を変えてランダムに
書くことは大事
最初と最後は覚えやすいので、毎回順番を変えて
興味を持たせるために自分で選択
不安は書き出す
学習後はぼーっとする
解けない問題は飛ばす
Posted by ブクログ
勉強法アドバイザーとしてのまとめ(長文)
〇自己コントロール能力とは
例えば目の前にあるスマホのゲームをすることを我慢し、勉強することができれば自己コントロール能力が高いと言える
・子どもの時、自己コントロール能力が高かった子供たちは、大人になった時により健康であり収入が高い傾向にある
・幼児期は自己コントロール能力が低いが、小学校高学年になると自己コントロール力がついてくるもの
・IQよりも「自己コントロール能力」の有る生徒の方が成績が良い
・子供たちが育った家庭の経済状況やIQよりも高い自己コントロール能力が重要
・進学する高校のレベルもIQ よりも自己コントロール能力の方が関係が深い
〇ホメるということ
・子供を褒める時は生まれ持っての能力ではなく「行動や努力のプロセス」を褒めることがモチベーションアップに有効なことがわかっている
・子供への褒め言葉も立派な報酬の一部である
〇分散学習
・学習後しばらく時間が経ってから復習するという分散学習が有効かつ最も効果的
これは記憶が出来上がるためには脳は数日を要するため。
学習から約10日後の復習が最も効果的
・学習後すぐに復習をする集中学習は直近のテストには効果があっても入学試験のようなテストには効果がない
分散学習の効果はスポーツ、音楽などいろいろな場面で力を発揮する
〇マシュマロテストの疑問
(3〜5歳児を対象に、マシュマロを1つ渡し「すぐ食べてもいいが、15分後に戻ってくるまで我慢できたら、もう1つ追加する」と提案するテスト)
・・を追跡すると、必ずしも子供の将来の学業成績を予測できないことが分かってきた
〇小学校で習う漢字総数
約1000文字 。読み方2000通り
〇漢字は音読しながら書いてみると良い結果が生まれる
〇英会話は文法さえ正しければアクセントが違っても大してネイティブには気にならない
〇セルフハンディキャップ
・小学生や中学生に多く、高校生や大学生は少ない
・これをすると学校での試験の成績が下がることがわかっている
・勉強に取り組まずゲームに熱中してしまうのはセルフハンディキャップの典形
・セルフハンディキャップをしがちな人
テスト結果は頭の良さを表していると考える
・セルフハンディキャップをしない人は
テスト結果はその人の努力を表していると考えるし、結果が悪くても次に努力すれば良いと考える
〇マルチタスキング(ながら勉強)
一番大事なことに集中する能力が落ちる。一度マルチタスキングの癖がつくとこれをやめるのは難しい。
マルチタスク時に最も影響が出るのはSNS
〇小学校高学年にもなれば、自分は何をどこまでわかっているのかといった自分についての把握はすでにしっかりできている
〇暗記カードの枚数
NG: 枚数を少なくして、それぞれをしっかり覚える
Good: 1度の枚数を多くして覚える
〇答え合わせ
1 問終わったら1問答え合わせするというよりも、
何問かやった後まとめて答え合わせをする方が効果的
〇覚えることと思い出すことは 脳にとっては別々のことである
〇勉強した沢山ある項目の中で重点項目は最初か最後に学習する
〇算数(数学)きらい
小学校高学年や中学校に入るとたちまち算数(数学)に興味をなくす割合が高い。これは万国共通
〇ワーキングメモリーとプレッシャーの関係
ワーキングメモリーという記憶装置は短時間(数秒)重要なことを記憶するために使われる。プレッシャーにより不安を感じた際、このワーキングメモリーが働かなくなって点数が下がる。
対処法
テスト前に不安感を書き出すという作業をするだけで不安や緊張が弱まり、ワーキングメモリーをしっかりと働かせることができる。不安な気持ちを文章にしてしまうことによりその気持ちがあったかも他人ごとであるかのように作り変えられてしまう。
親の心得
親はテスト前には冷静に。子供は親の不安を敏感に読み取り、不要なプレッシャーを感じてしまう
〇瞳孔と緊張
落ち着いている時:瞳孔は小さい
興奮してる時:瞳孔は大きくなる
〇受験教室のキャパシティーの大小と成績
大人数:テストの成績が悪くなる傾向
少人数:テストの成績が良くなる傾向
対処法
(受験の教室はたくさんの人間が居るぞ、とあらかじめ思って入室する)
〇成績は上下するもの(平均への回帰という現象)
とても良い成績を上げた人は次も悪くなる可能性が高い
悪い成績だった場合は次は良くなる可能性が高い
〇眠ることで前日やっていた難問が解けてしまう場合がある
〇直前に学習したことをできるだけ記憶に残すには、学習した直後に何も考えずにリラックスするのが一番良い
〇人間は15分しか集中できないというのは実験的根拠がない
〇集中を切らさないためには解けそうにない問題は後回しにする
〇個人差よりも全人類共通なこと
「個人差」、とよくいうが、私たちは人類としての共通の特徴を持っている。例えば新しい事柄をどのように学習するか、どのように記憶するか、といった仕組みは長い進化の過程で形作られたものである。
以上
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