自閉症という知性

自閉症という知性

902円 (税込)

4pt

4.5

他者とうまくコミュニケーションできない自閉症当事者は、本当に「かわいそうな存在」なのか? 仮想世界でDJとして活躍するアメリカ人男性、マンガを描くことで自己理解を深める日本人女性など、世界の「見え方・感じ方」が異なる四人の自閉症当事者を訪ね、「症状」という視点からは理解できない、驚きの知性を明らかにする。ニューヨーク在住の社会学者による、瞠目の書!

第1章 仮想世界で輝く才能──ラレさんの場合
第2章 創造性の秘密をさぐる──ラレさんの場合
第3章 自閉症こそが私の個性──コラさんの場合
第4章 マンガを描くことで深める自己理解──葉山爽子さんの場合
第5章 「うわわオバケ」が開いた世界──高橋紗都さんの場合
第6章 インテリジェンスの多様性を求めて

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自閉症という知性 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    何が普通か、何が常識的なものの見方か、というのは、マジョリティである側が決めていることであって、物事の認知の広がりはもっと豊かな物なのだ、ということを教えてくれた一冊。
    自閉症でなくても、人には考える癖、認識する癖がそれぞれ違って個性になる。そんな広がりを楽しめる余裕と好奇心を持ちたい。

    0
    2019年03月30日

    Posted by ブクログ

    発達の多様性を理解する上で、とても親しみやすい一冊だった。
    自分の枠組みだけで考えていることは、何て視野の狭いことかと思い知らされた。
    発達の特性を持つ少数派の人達が、現代社会で生きづらさや弾かれやすくなっているのは、あくまで特性を持つ人達が今、少数派だからであって、その人達が多数派になった社会では

    0
    2019年09月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自閉症当事者は、他者とうまくコミュニケーションができないと思われがちですが、それは、インテリジェンスの形が多数派とは違うからであり、それぞれに個性的で内面に豊かな世界を抱えている人々がいるという事実を認識することは、社会全体にとってプラスになる、という指摘が印象的でした。

    数々の自閉症当事者の知性

    0
    2019年06月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自閉症スペクトラム障害の人すなわち
    非定型インテリジェンスを有する人たちの
    能力や才能にアプローチするために、
    著者が仮想空間のセカンドライフの障害者の
    アバターが集うコミュニティに参加し
    まずアバターを介して非定型の人たちと
    コミュニケーションをはかり、その後実際に
    会ってインタビューをしたものを

    0
    2020年01月25日

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