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Posted by ブクログ
ブラックホールの撮影成功の記者会見で発表されていた本間先生の本です。本が書かれたのは、ALMAでVLBI観測が採択された2017年。これから観測が行われ、データが解析され、ブラックホールシャドウが初めて捉えられるだろう、という時期です。
『どのような結果が出るにせよ、これからの数年〜10年間は、巨大ブラックホール研究にとって、とても楽しみかつエキサイティングな時代になります。このような時期に研究者として活動でき、しかもEHTのようなプロジェクトに直接的に関わることができる私たちは、科学者として、たいへん恵まれていると思います。この機会を生かして、素晴らしい成果を挙げたいと思っています。読者の皆さんも、巨大ブラックホールにスポットライトが当たる歴史的瞬間の到来を、大いに期待していてください!』
この文章を読むと、あの記者会見がさらに感慨深いです。
Posted by ブクログ
巨大ブラックホールについて知りたくて読書。
物理に縁がない私には難しいと感じる箇所も多いが、最新の天文物理学について学ぶことができる。
ブラックホールの存在は200年前から研究されているそうで、紹介されている宇宙研究の歴史についてが興味深い。
「スターウォーズ」や「ガンダム」など宇宙を題材した映画や漫画、アニメは多いにもかかわらず実は、人類は宇宙について知っていることがほとんどなく、その多くが謎のままなんだと改めて知る。
電波干渉計という最新の超望遠鏡を使ってブラックホールの姿を見る日も近いのかと思うとワクワクする。
個人的には、ブラックホールが発見、確認できたら、どんなことが解明できるのか。人類や地球環境にとってどんなプラスが派生する可能性を秘めているいのかも知りたい。
巨大ブラックホールを追いかけ続ける著者のブラックホール愛を感じることができる。大発見に期待したい。
読書時間:約55分
Posted by ブクログ
X線とかガンマ線で宇宙を見るっていうのが、いまいちピン!と来ないけど(あと電波とかも)、テクノロジーの進歩・進化が宇宙の観測の進歩・進化につながっているんだなぁ、と思いました。
幼少期から宇宙の事に興味があるのですが、専門に勉強をしているわけではほぼないので、読み進めれば進めるほど難しくなっていたという(笑)。終わりの方はほとんど理解不能でした。
この本はブラックホールが「見えた」時よりも前に刊行された本なので、ある意味「予言の書」ですね。
ただ、ブラックホールは見えたことは見えたのですが、まだまだ謎がいっぱいの天体であることには変わりはない。これからの謎の解明にも期待したいですね。その時までに、もっとこの本が理解できるようになっておきたいと思いました。
でも、難しいなりに面白かった。
Posted by ブクログ
恒星の終焉としてのブラックホールとは別に、銀河の中心に巨大なブラックホールがあるらしい。実際、本書の刊行2年後の2019年4月に、本書でも記載されていたとおり、M87銀河の中心部分の電波観測画像でブラックホール(正確にはブラックホールシャドウか)が史上初めて撮影され話題になった。そのような巨大ブラックホールについての解説や観測の歴史などについて、比較的わかりやすく書かれている。
「宇宙はなぜブラックホールを造ったのか」も面白かったが、本書の方がより分かりやすい。
宇宙についても、ブラックホールについても、まだまだ人類にとって分からないことはいっぱいあるが、観測技術の進歩により新しく分かったこともどんどん増えている。いまを生きる者として、過去の人が知らなかったことを知ることができることは幸せなことで、この僥倖を生かすべく、できるだけ最新の知見に触れていたいものだ。
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