逆転の大中国史 ユーラシアの視点から

逆転の大中国史 ユーラシアの視点から

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〈中華は漢民族の国〉は幻想だ!
今の中国を解くキーワードは「コンプレックス」、正しい中国史を正視しない限り中国は歴史に復讐されるだろう。

中華人民共和国「内モンゴル」で生まれ、北京で文化人類学を学んだ著者は、「漢民族」が世界の中心だという中華文明の価値観に、次第に違和感を覚える。
日本に留学し梅棹忠夫氏に師事、ユーラシア草原を調査するうち、従来の常識とは全く違う、価値観の逆転した中国史が形成された。
それは「中国四千年の歴史」という漢民族中心の歴史観からの逆転である。

大陸を縦横に駆け、開かれた文明を担ってきたスキタイ、匈奴、鮮卑、ウイグル、チベット、モンゴルといった周辺の遊牧民こそ、この地の歴史を作り上げてきた主役なのだ。
黄河に文明が花開いたころ、北の草原にはまったく別個の独立した文明が存在した。
漢人がシナを支配して「漢帝国」を称していた時代にすら、北方には別の国家が存在していた。
我々が漢民族国家の代表、中国の代名詞と考える「唐」ですら、実は鮮卑の王朝である。

現在の中国人は、こうした真実の歴史を覆い隠し、自分たち「漢民族」が世界の支配者であったという幻想にしがみついている。
絶えざる批判精神と綿密な実地調査で描き出す、諸民族が織り成す雄大な歴史絵巻!

解説・川勝平太

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