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人間のポジティブな思考の大切さを説いた自己啓発書は数多くあるが、本書は細胞生物学者が科学的にそれを証明した画期的な本。遺伝子やDNAが私たちの生体機能をコントロールしているのではなく、細胞の「外側」からやってくるシグナルがDNAをコントロールしているという。さらに、私たちが抱く思考は、肯定的なものも否定的なものも強力なメッセージを発していて、それらも細胞をコントロールしていることを示してくれる。本書は生物学はもちろん、量子物理学における最新の研究をも統合して、驚くべき成果を提示した。私たちの思考とは、自分の肉体をも変えうる無限の可能性を持っているということである。著者の画期的な研究は、エピジェネティクスという新しい生物学の端緒を開き、科学とスピリット(魂)の橋渡しに貢献している。ユーモアあふれる語り口と適切な喩えで、難しい生物学の話をわかりやすく教えてくれる本である。
...続きを読むPosted by ブクログ 2018年01月28日
エピジェネティックスの世界、心と細胞の関係がとてもわかりやすく書かれている。ここに量子物理学との融合がある。すべてはエネルギーとの調和によって生かされもし殺されもする。特に子供への潜在意識への親の影響はとても大事。胎児の頃から影響する。
潜在意識内のプログラムを変える方法として、PSYCH-Kサイケ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月26日
2015年106冊目。
人は遺伝子によってあらかじめすべてを決められているのではなく、遺伝子の発現は後天的な要素によって制御できるとする「エピジェネティクス」。
そしてその後天的要素は、外部環境によるシグナルであり、さらには人の思考だと言うのがこの本の主張。
原題に“Biology(生物学)”とい...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月26日
日本語タイトルから成功哲学的な本かな?と思っていたら
細胞生物学者が量子物理学の研究も交え遺伝子、ミクロのレベルで、
思考が変化を及ぼす事を立証する超真面目な本でした。
が、研究者でありながら非常にユーモアあふれる語り口なのですいすい読める。
DNA遺伝子決定主義を批判。要因は遺伝子だけではなく環境...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月05日
「思考のすごい力」Bruce Lipton
身体が持っている機能で、細胞にはなくて身体だけが持つ新しい機能は一つもない。
遺伝子は子孫にだけではなく、異なる種の間でも受け渡しが起こる。これを遺伝子の水平移動と言う。
欠陥遺伝子が原因で生じる単一遺伝子病を発症する人は人口全体の2%未満。
人間...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月05日
邦題はとんでもなく胡散臭い。いわゆるトンデモ系である。
でも原題は"The Biololgy of Belief "。やっぱり胡散臭いか。
実際「細胞の脳は細胞膜である」なんて書かれていて大丈夫か、と思う。
でも著者は変わった経歴を持っているが、それなりにまっとうな生物学者。
大...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月30日
細胞生物学者による自己啓発書。
人間の資質や能力は遺伝子によって決定・支配されているのではなく、
思考によってコントロールできるし変えられるんだよ、ということが
細胞生物学や量子力学的見地から説明されています。
けっこう人生観が変わりますね。
物質はすべてエネルギーでできているという量子力学的な世...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月19日
読み始めたら、一気に読んでしまった。
『がん、自然治癒力のバカ力』の真柄俊一先生お勧めってことでしたが、大変興味深かったです。
遺伝子の発現を調節する機構を研究するエピジェネティクスという生物学についてはかなり専門的な解説。ただし、意識や心、エネルギーっていう話しになってくると、かなり飛躍が。でもそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月13日
遺伝子というのは単なる生物の設計図に過ぎないという、大胆な発想に惹かれ読んでみた。
専門的な用語が多いため少々難しく感じる。私達が健康に暮らすために大事なのは、心のエネルギーの方向を切り替えて、活力を生み出す肯定的思考に向かうことだそうだ。
ただ、難しいのは、意識と潜在意識という、表面的には区別でき...続きを読む
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