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科学・工学分野の論文数・日本は6位に後退、中国が初の首位
「日本の科学力失速、地位危ない」と英ネイチャー誌が警告!
論文数(人口あたり)、大学の研究資金・研究者数、博士課程学生数……
いずれも先進国で最低レベルにまで急落した日本。
日本の科学研究の現場でいま何が起こっているのか。どうすれば競争力を取り戻すことができるのか。
科学力・研究力の低下は、10年後、20年後の社会・経済にどのような影響を及ぼすのか。
国立大学財務・経営センター理事長として、大学経営の実態や研究現場の声を徹底リサーチした著者が
日本の科学研究力の実態を明らかにするとともに、失速の原因、再生の青写真について、豊富なデータをもとに明らかにする。
Posted by ブクログ 2019年08月08日
膨大なデータに基づく歴史的 “憂国” の書。大学人はもとより、多くの政策立案者や一般市民に読んでもらいたい。
「政府からの大学研究資金→研究人件費→研究従事者数(FTE)→論文数(p220)」
日本の論文数が質・量ともに「惨憺たる状況」なのはこの流れがないから。旧態な大学の自己変革は当然として、公的...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月04日
多くの図表をもとに丁寧に危機的状況が説明されている。
技術力で世界の国々と戦うためには、日本の公的研究期間の研究資金と研究従事者数を1.5倍から2倍に増やして、人的・資金的に研究環境を改善する必要があるとの主張だ。
日本の運営費交付金や私学助成金の少なさは眼に余るものがある。社会保障費が増大す...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月01日
新書くらいかな?と思って軽い気持ちで借りたらすごいボリュームだった…。
とにかく「研究人件費」を「広く(中小規模大学にも)」「充分に」「国費で」配分しろ、ということが延々とデータとともに書いてある。切実だなあ。口調は穏やかだけど、これ結構怒ってるんだろうなあ、と思いました。
「収穫逓減」という概念は...続きを読む
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