サーバを単に増やすだけでは解決しない(?!)。大規模サービスの難所は,サービスの成長に伴い巨大化するデータの処理です。データ量の変化は緩やかには推移せず,突然目の前に現れる大規模化の壁。そこで求められるのは,いかにして「データを小さく持つか」「複数サーバに分散させるか」「最小限の回数で読み取るか」といった地道な取り組みの積み上げです。
本書では Web開発における大規模サービスの一つの関門,数十~数百ギガバイトのテキストデータを想定し,データ構造,メモリ,OS,DB,サーバ/インフラと広範なレイヤに及ぶ攻略ポイントをまとめて解説します。はてなインターンシップの初書籍化。
Posted by ブクログ 2021年05月30日
実務的なコードとかは書かれていない。大規模なサービスを構築するときのノウハウについて書かれている。
実践に移すことはないが興味があったので。
1回 大規模Webサービスの開発オリエンテーション
どの程度が大規模Webサービスなのか、あと概要。
2回 大規模データ処理入門
はてなブックマークを例...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月03日
はてなのインターンシップでの教育、講義内容をベースに、大規模サービス技術の解説を行っている本。
大規模サービスというと海外が先行しているイメージですが、この本の内容も十分すごくて、大規模サービスを提供するシステムを構築する際の様々な工夫、ノウハウを知ることが出来ます。といいますか、ここまで情報をま...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月01日
WEBサービスの環境構築とか設定方法といったハウツー本ではない。
大量データ、大量アクセスを捌け、且つ柔軟に拡張可能なシステムを設計するのに必要な考え方、ノウハウが盛りだくさん。
↑のために情報系の大学でやるようなコンピュータの基本動作原理等も解説してくれている良書だと思う。
アプリケーション開発者...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月31日
まさに大規模システムならではの工夫や課題を列挙した一冊。単なるハードウェアのスケールアップだけではなくて、ちゃんと高速化も考えてどうするべきかについて、ハードウェア、システム構成、アプリケーションアルゴリズムごとに分かりやすく工夫を紹介しています。単なるありきたりのシステム設計を紹介するのではなくて...続きを読む