手をつないだまま さくらんぼの館で

手をつないだまま さくらんぼの館で

1,540円 (税込)

7pt

ぼくらは、壊れても手をつないだままだった。
あのとき、手をはなしてさえいれば――。
大学生で作家のぼくは、入院した遠縁のおばあさんの家……白い桜の木がある、アニメに出てきそうな洋館・「白桜館」の管理を任された。そこにりりなと称する謎の多い10歳の女の子が現れ、彼女の世話をすることに。わがままなりりなの世話と執筆に追われつつも、いままで感じたことのない満たされた毎日を送る僕。しかし、あたたかい二人の日々は唐突に終わった。それがお別れになるとは知らず、二人が向かった先とは? りりなの本当のすがたは? 愛する人の喪失、自分自身の喪失、絶望の淵に落ちても、それでも生きていこうと思えたのは、亡き彼女からの贈り物だった。

TVアニメ、劇場映画で話題の「若おかみは小学生!」の話題の著者による「喪失」を抱えた主人公の物語。愛する人を喪い、自らをも失っても、愛することを畏れず、生きていけるのか? 感動と成長の物語。

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手をつないだまま さくらんぼの館で のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    表紙とタイトルが可愛くて、手に取りました。

    「白桜館」での出来事がとても楽しそうで、私も住みたいなぁと思いながら読んでいました。

    予想外の展開で、展開のもっていき方が上手いなぁと思いました。

    りりなの正体がわかった時、涙が止まりませんでした……

    涙が止まった時、前を向いて歩いていける気持ちに

    0
    2023年12月01日

    Posted by ブクログ

    読み終えた時すーっと心に染みた作品でした。

    〝無理に変えようとしないから悩まないでいられるし、思い通りにならないからって怒らないから、自然体でいられる。〟
    こんな人でありたいと心から感じました。

    決まった家族のカタチも無ければ、決められた家族の幸せがある訳では無い。
    分かってはいるようでも実際に

    0
    2018年12月03日

    Posted by ブクログ

    メルヘンタッチな表紙に可愛いタイトル。

    そしてこの物語の舞台はアニメに出てきそうな洋館・「白桜館」
    遠縁のおばあさんに管理を任され小説を書きながら1人で暮らしていた大学生の颯太の元に突然現れたちょっと生意気な10歳の少女りりな。

    ギクシャクしていた二人が兄妹、父娘の様にどんどん仲良くなって行く姿

    0
    2023年02月12日

    Posted by ブクログ

    作者が「若おかみ」シリーズで小学生に大人気の作家で、この作品は初めての一般書として書いたという情報だけで読んだ。
    始めのりりなと颯太の部分は昔の少女マンガみたいで、正直「こんなもんか、やっぱり」と思いつつ読んだのだが、後半は良かった。
    ストーリーは大島弓子みたいだな(私としてはかなり褒め言葉)、と。

    0
    2019年04月30日

    Posted by ブクログ

    この本は何なんだ!
    ハンマーで打ちのめされ、マシンガンで吹き飛ばされる!!
    読後~何とも言えない気持ちになる!!!

    この子供はどうゆう子だ!
    頭に来る~~! と思っていたら
    後半まったく違う展開に突入!
    どうなるんだ!

    勇気をもらえた小説です。

    0
    2019年03月04日

    Posted by ブクログ

    大学生作家の颯太は遠縁のおばあさんの家「白桜館」の管理を任される。白桜館での生活を楽しんでいたある日、おばあさんの孫だという10歳の女の子りりなが現れた。りりなは颯太にあれこれとワガママを言うのだった。

    白桜館でのほのぼのとしつつも、りりなとのドタバタな毎日を描いた作品。かと思いきや、物語は急展開

    0
    2019年03月03日

    Posted by ブクログ

    するするサクサクと読めるお話やった。
    児童文学作家さんとのことで、とっても読みやすい、優しいふんわりとしたお話やった。
    颯太が頑張って前をむいて歩けていけますよぉに。

    0
    2019年11月03日

    Posted by ブクログ

    前半はのんびりした大学生の作家が、ひょんな事から雰囲気ある屋敷に住むことになり、そこへ不思議な女の子が訪れて、だんだん心が通いだし…ほのぼのなお話かと思いきや…後半は意外な事実が明らかに。ネタバレするといけないので感想が書きずらいが、心って喪失感って、乗り越えられるものかな…。

    0
    2019年03月02日

    Posted by ブクログ

     意味のないことを、毎日やるというのはそれなりに頭も使うし、力も使う。
     風邪っぽくてシンドイときも、テンション低くてやる気ゼロのときも、悲しいときもつらいときも、根性を出してふざけた。
    (P.185)

    0
    2019年01月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    プロローグでなんだか可愛いなあと思う反面、少し怖い思いを抱きながら本文へ。
    穏やかなお話なんだと思いました。最初は。笑
    読み進めていくと、兄と恋人、大切な2人を失ってしまった颯太の事がどんどん分かっていきました…。
    それでもりりなは、那亜里は、颯太に強くなってほしいと伝えました。
    前半の夢は穏やかな

    0
    2019年02月19日

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