無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「小川真由美は素晴しい女優でしたが、“母親”としては失格でした。娘の私にしたこと、私の体験をすべてお話しします──」。
昭和を代表する大女優・小川真由美と、2011年に急逝した名優・細川俊之の一人娘として生を受けた著者だが、幼少時に両親が離婚してから、人生の歯車が狂い始めた。ドラマ『浮世絵 女ねずみ小僧』『アイフル大作戦』で人気を博し、映画『復讐するは我にあり』で日本アカデミー賞を受賞するなど大スターとして活躍した母・真由美は、私生活では奔放な男性遍歴を続け、育児には興味を示さず、娘に対して虐待やネグレクトを繰り返す。一週間も食事をさせず、放置されていたことさえあった。
著者は高校を中退し、母の仕事の手伝いをするようになる。しかし、真由美の奇行は止まらない。常軌を逸した浪費癖、さらには占いや風水、怪しげな宗教に凝り出し、付き人は次々と辞めいく。真由美の歪んだ愛情に翻弄される著者は、うつ病を患い、逃げるように母から遠ざかる。そして、真由美は「出家」し、芸能界から消えてしまう──。
「この本がきっかけになって、出来れば平穏無事なごく普通の親子関係を取り戻したい」
あまりに特異な環境で過ごした娘と母の40年の愛憎を、赤裸々な筆致で描いたドキュメント。
Posted by ブクログ 2017年10月08日
作者は小川真由美の娘、小川雅代。
内容は大女優で世間知らずで人間的に問題のある小川真由美に振り回され続ける娘の半生。
もちろん、多少の恨み節は含まれているのだろうけど、大部分は本当のことなのだろう。
辺見マリが『しくじり先生』で自らの拝み屋に振り回された過去について懺悔してたけど、こちらは現在進...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。