パールとスターシャ

パールとスターシャ

1944年、ユダヤ人の12歳の双子、パールとスターシャはアウシュヴィッツ絶滅収容所に家族とともに送られ、優生学研究に取り憑かれた〈死の天使〉、ナチス・ドイツの医師ヨーゼフ・メンゲレが集めた多くの双子たちとともに《動物園》と呼ばれる施設に入れられる。子供たちに自らを〈おじさん先生〉と呼ばせ、おぞましい人体実験を繰り返すメンゲレ医師の研究対象となった二人が、少女の純粋な目で見た恐るべき世界を叙情的な、それでいて力強い筆致で描いた物語。生命の尊さ、人間の言葉の力を描いた、そして人間の本質について深く考えさせられる一冊。

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パールとスターシャ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年03月11日

    アウシュヴィッツ強制収容所の<動物園>と呼ばれたその場所で、パールとスターシャの双子の姉妹は、一つであることを切り裂かれてしまう。
    二人の、ミリ医師の、<双子たちのお父さん>の、ペーターの、痛み、哀しみ、嘆き、怒り、そして労りと慈しみと愛情が詩的な文章で語られ、深く鋭く心に響いてくる。
    残酷で悲愴な...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年05月13日

    読みやすかったが内容は鬱になるほど胸糞で重い…それでも、ハッピーエンドがありえないはずの物語でハッピーエンドや美しさを描いていてすごいと思った。

    0

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