耳を澄ませば聴こえてくる 音の日本語

耳を澄ませば聴こえてくる 音の日本語

999円 (税込)

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見う見う、かなかな、父よ父よ、肩刺せ裾刺せ綴れ刺せ……昔の人は鳥、虫、動物の鳴き声を、言葉として、聞きなおしてきました。音に関わる日本語を紐解く著者に誘われ、読みすすめていくうちに、実にさまざまな音の世界を表現する日本語があることに気づきはじめます。音の言葉に広がる世界は、本書の所々に組み込まれたカッティングアートの静かな世界と重なり、日本語の美しい「音」の世界を一層際だたせて、日本人が持っていた語感のすばらしさを確信させます。時代によって変化しやすい言葉のなかにも、その名残りをとどめているモノがなんと多いことか。『耳を澄ます』の「澄ます」の意味は、濁りや汚れをなくし、透き通った状態にすること。じっと耳を澄ますうち、音は耳で聴くのではなく、心で聞くのだと、改めて発見させてくれる珠玉の言葉集。

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耳を澄ませば聴こえてくる 音の日本語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年08月10日

    大好きな山下景子さんの本。
    今回は擬音語です。

    日本語は、感触を表す言葉を沢山持ち、少しの違いも言葉で表すので、化粧品のお試し?には日本人を選ぶ企業があると聞いたことがあります。
    ぬるぬる、ぬめぬめ、しっとり、もっちり、ぱさぱさ、かさかさ…
    日本人らしい表現がこの本にも多く紹介されています。

    0

    Posted by ブクログ 2013年06月18日

    文字で音を聴く。

    沈々
    潮騒
    ざんざ雨

    ことばからきこえる音
    音からきこえることば
    日本語って美しいですね。

    0

    Posted by ブクログ 2013年05月13日

    昔ながらの「音」にまつわる言葉を紹介している。
    動物の鳴き声、自然の音……そう言った人々の耳を介して生まれた言葉たちは、当時の人々の思想さえ浮かんでくるようだ。
    今では聞き慣れない言葉も意味をしれば、また使いたくなってしまう。
    日本語は美しいのだと、大切にしたいと思わせてくれる一冊。

    本のレイアウ...続きを読む

    0

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