漂流怪人・きだみのる

漂流怪人・きだみのる

671円 (税込)

3pt

4.3

青年嵐山が出会った破天荒学者の痛快評伝。

きだみのるはファーブル『昆虫記』の訳者で、戦後『モロッコ紀行』を書いた無頼派の社会学者である。雑誌『世界』に連載した『気違い部落周遊紀行』はベストセラーになり、渋谷実監督、淡島千景主演で映画になり大ヒット。嵐山は、『太陽』(平凡社)の編集部員であった28歳のとき、75歳のきだみのると謎の少女ミミくんと一緒に取材で各地をまわった。きだ怪人の破天荒な行状に隠された謎とは何か。新聞各紙、雑誌書評で絶賛の嵐の痛快評伝。

※この作品は過去に単行本版として配信されていた『漂流怪人・きだみのる』の文庫版となります。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

漂流怪人・きだみのる のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    きだみのる、77歳。雑誌『太陽』の編集部にいた嵐山光三郎は、きだの連載を担当する。この時嵐山は28歳。
    漂泊の自由人、無類の知識人、食通。そして傲慢、不遜、自己中、老獪、猥談好きで女好き。行動派で、大型トラックまで乗り回す。まわりは振り回され、その傍若無人ぶりに辟易する。
    私もきだの破天荒さは予想し

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    もう一度繰り返そう。長生きすることだ。 
    そうすれば、新地獄.極楽の布教者たちのそのときどきの所論の適否、正誤がわかるだろう。
    そして現役の人間としてくたばることだ。
    そうしたら子供の世話になるという屈辱的な考えを起こさずにすむ。
    子供は子供。
    親は親だよ。
    そうだろう。

    0
    2020年06月16日

    Posted by ブクログ

    面白いですが、辛く悲しい本です。
    「面白い」のは、こんなにもフリーダムに生きていた人がたかだか40〜50年程前にいたのか! という驚きと、その漂流生活ぶりのユニークさ。
    「辛く悲しい」のは、漂流者の唯一の弱点でもあった少女(実の娘)との別離と、その少女が辿った修羅の道。
    自由人だった筈の怪人が病に倒

    0
    2018年10月29日

漂流怪人・きだみのる の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

小学館文庫 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

嵐山光三郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す