枯れてたまるか!

枯れてたまるか!

小説・文芸
924円 (税込)

4pt

4.0

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還暦でスイッチを切りかえてから、はや二十年。老人の毎日は思ったより忙しい。まだまだ元気に老年を楽しむエッセイ集。「……年をとると男も女も体力が落ち、若いころのようなパワーが薄れる。しかし、薄れたぶん、柔道の受け身のような技を得て、余計な情報を捨てて、神髄がわかり、新しい発見がある。……」。巻末に「あとがき」にかえ、大幅に加筆改稿した「瀬戸内寂聴さんのこと」を収録。

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枯れてたまるか! のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    書名の通り。その勢いに圧倒される。博覧強記、こぼれ出るトリビア。繰り言はほとんどない。単行本刊行時(2017年)、嵐山は75歳。
    登場するのは、ヨシ子さん(老母)、荒木一郎、ボブ・ディラン、池内紀、若いところでは志らく、清水ミチコ、アルフィー……。みな、やりたいことに熱中している。たしかに枯れるどころではないな。
    最近亡くなった知己へのレクイエムもある。職場の先輩、加藤九祚。大学生で応召。敗戦後4年半のシベリア抑留生活を体験後、復学して大学を卒業、平凡社に勤める。民博の教授になってからは精力的に中央アジアを調査した。2016年、94歳の時、ウズベキスタンで発掘調査中に倒れ、そのまま帰らぬ人となった。
    文庫版あとがきは、瀬戸内寂聴への長いレクイエム。彼女も最後の最後まで現役を通した。2021年、99歳で死去。

    0
    2025年07月14日

    Posted by ブクログ

    「年をとったぐらいで、物わかりのいいジジイになるなかれ。頓着せずに楽しもう。」
    最後は、瀬戸内寂聴さんのお話で〆ています。

    0
    2023年12月30日

    Posted by ブクログ

     ずっと著者のことは知っていたし文章も読んでいながら、いまひとつ著者のことがよくわからなかった。昭和軽薄体の一人と言われていたが、当初から他の書き手たちより爺むさかった。軽みがなかった。一九九七年発表の話題作『文人悪食』では宮沢賢治について近親相姦的な悪趣味なゴシップを書き書評で散々叩かれていて、私自身も(なんだこいつ気持ち悪い)と感じた。「オサラバまでは全力投球!」というオビがついたこの文庫本を、著者がこの世にオサラバした(二〇二五年十一月十四日)あとに読んでみると、そうか嵐山さんは生涯編集者だったのだな、と感じる。この本は、老いて死に近づいていく(死んだ)周囲の人々と自身を特集した嵐山さん責任編集の雑誌なのである。

    0
    2026年03月19日

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