日本海軍に捧ぐ(PHP文庫)

日本海軍に捧ぐ(PHP文庫)

610円 (税込)

3pt

4.5

太平洋戦争における敗戦とともに、姿を消した日本海軍。しかし、その中で培われた「伝統と気風」は、時をこえて不滅である。本書は、著者の、海軍にまつわる中・短編小説、紀行、随筆を集成して、在りし日の輝きを偲ぶとともに、功と罪の複雑に絡み合った歴史の渦中に、現代に生きるための教訓を見出そうとするものである。海軍ファンならずとも日本人として読んでおきたい作品集である。内容は、「私のなかの予備学生」、「私記キスカ撤退」、「荒城の月――広瀬武夫私記」、「二十八年目の真珠湾」、「アッツ紀行」、「海軍のふるさと――江田島今昔」、「舞台再訪 雲の墓標」、「わたしの海軍時代」、「暗号と私」、「山本聯合艦隊司令長官閣下」、「青い眼の長門艦長」、「東郷元帥の功罪」、「広瀬武夫余話」、「小泉さんと海軍」、「『ああ同期の桜』に寄せる」、「余命と無常感」、「漢口の正月ハワイの正月」と、よみごたえあるライン・アップ。名文で味わうひととき。

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日本海軍に捧ぐ(PHP文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年01月18日

    相変わらずおもしろい語り口。旧海軍への愛情を感じる。
    「私記キスカ撤退」は読み応えがあって、それ以後、キスカ島撤退についての本を読み漁るきっかけとなった。

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月14日

    作家、阿川弘之氏の海軍エッセイ、作品集。
    在りし日の海軍への郷愁の念それ自体はそれとして、江田島の教育参考館の在り方や、海軍の罪の部分についても思いが綴られているのが良い。海兵出ではない阿川氏ではあるが、フレキシブルで、リベラルな批判的精神を持ち合わせ、ユーモアのある文章も書けて、まさに海軍士官のモ...続きを読む

    0

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