日本語の科学が世界を変える

日本語の科学が世界を変える

1,430円 (税込)

7pt

3.5

世界をリードする日本の科学・技術。その卓抜した成果の背景には、「日本語による科学的思考」がある! 江戸から明治期、西欧から入る外国語の知を翻訳して取り込み、母国語の知識体系に位置づけなおしてきた歴史に遡り、また多くの科学者たちの証言を手がかりにして、この命題に迫る。そして、本来質の高い日本の科学が直面している問題に対峙、さらなる発展への道を提起する。ユニークな視点から解く、新しい「科学論」。

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日本語の科学が世界を変える のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年04月06日

    新聞の書評で見かけて興味を持ったので読んでみましたが、大当たりでした。
    日本人の書く日本礼賛の本については、ちょっと手前味噌過ぎて引いてしまうようなものも少なくないですが、この本の著者は長年「日経サイエンス」と「ネイチャー・ダイジェスト」で英語の科学記事を日本語に翻訳し、その課程で海外・国内通じて数...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月12日

     科学の世界は英語が大部分を支配している現在、日本語で育った日本人にとって日本語で科学を理解することができるのは恵まれた環境なのだろう。英単語では一個一個の単語が包含する意味を理解しきれないが、的確に訳された日本語は物事の本質を理解するに大きな助けになる。 日本人が優れた業績を上げているのは、日本語...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月03日

    日本語を書いて考えるということの意味について、自分も実践を通じて考えなければならないことが多い。
    そんな中で、色々なことを考えさせられる本。
    日本語を中心に思考し・科学しながら、英語との差異を意識してリバレッジを効かせるというのがあるべき姿なのだと思う。

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    Posted by ブクログ 2018年10月28日

    科学雑誌のベテランライターが、自らの経験にもとづいて所感を述べたもの。本のタイトルは大きく出すぎ。言いたいことには共感する。ただ、その根拠となるものを期待して読んだが、それは見つからなかった。これは著者の本意ではないだろうが、「日本すごいですね」本の「科学研究」版と捉えられかねない感じがある。

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    Posted by ブクログ 2016年02月09日

    日本語の文法や語彙を細かく分析し、それが科学的思考
    にとって「ツール」としていかに有効かということを
    書いた、ある意味言語学的な内容を期待していたのだが
    実際は日本語に限らず、今まで日本文化の枠内で「科学
    して」きた先達がいかにユニークな仕事をしてきたかと
    いうことを描き、これからも日本は日本語によ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年05月27日

    日本語(母国語)で勉強できることのありがたみに感謝ですね!

    英語より日本語が大事だと言う所、
    とても賛同しました。
    ほんとそうだよね。

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