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「誰も見ていないとき、月は存在しないかもしれない」「掌のなかのコインの向きは、表でも裏でもない」「質量ゼロの粒子が存在する」「真空から粒子が飛び出す」……あまりにも常識からかけ離れた量子力学の考え方。アインシュタインですら、「神はサイコロを振らない」と言って、完全には認めなかったが、多数の実験がその正しさを実証し続けている。そもそも、テレビ、DVD、太陽電池、コンピュータも量子力学の理論体系が生み出したものに他ならない。本書は「波」の特徴から「シュレーディンガー方程式」「トンネル効果」「不確定性原理」まで「会話形式」を交えながら丁寧に解説。著者はアメリカの人気教授。名講義で、あなたも量子力学がわかる!
...続きを読むPosted by ブクログ 2011年07月24日
量子力学は、自分の暮らしている世界よりはるかにスケールの小さい世界のことを想像しなければならない。しかも、その概念は「光は波であり、粒子である」とか一見矛盾するものが多い。量子力学の概念を理解するには、想像力を働かせるのが良いと個人的には思うが、それを助けてくれる本はなかなかない。この本は、読みやす...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月14日
「相対性理論から100年でわかったこと」佐藤勝彦著を読んで、もっと量子論を知りたいと思ったので、家にあったこの本を読んでみた。古典物理学における波の性質や原子モデルの話から書かれているので、とても分かりやすい。確率波やエネルギーレベルの話を繰り返し説明しながら、二重スリットやトンネル効果を説明してい...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月24日
波と粒子の両方の性質を持ち、どこにあるか予測できず、エネルギー保存の法則が適用されない。突然、どこからかエネルギーが発生する。こんな量子論は通常の感覚では理解不可能ですが、現象として存在することは確かで、実際にその現象を用いたレーザー技術が利用されている。ただ、説明する数式などは素人目にみて、どうも...続きを読む
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