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著者は、2010年から人工知能を追ってきた新聞記者。コンピューターとプロ棋士との対決を追ったルポが共著としてあるが、単著としては処女作になる。
「カンブリア」は、地球上の生物が爆発するかのうように一気に増えた「カンブリア紀」のこと。また「機械」は、人工知能を搭載したロボットをはじめとする「非人間」のすべてを指す。100年後、200年後、現代は「機械カンブリア」と呼ばれているかもしれないと人工知能の研究者が言ったという。そこから引いたタイトル。
人間の生活環境や労働環境、幸福観をがらりと変えるとされている人工知能。ロボットやインターネット、ビッグデータなど、関連分野の研究現場(企業・大学)を数多く取材し、その現在を一般にわかりやすくまとめた書き下ろし。人工知能がもたらすのはディストピアかユートピアか。技術・研究解説にとどまらず、研究者の迷いや、人間社会の未来像にまで言及した力作。
Posted by ブクログ 2018年02月05日
「人工知能」という言葉が先走り過ぎなのではないかという指摘に同感。「シンギュラリティ=2045年」というセットもちょっと急激な勢いで立て上がっているためか、もう少し早い段階から少しずつAIは徐々に(気づかないうちに)人間の活動に入り込んでくるということは意外と気づきにくい。カーリングの原理が未解明な...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月23日
AI(一部ブロックチェーン)について、最近の出来事から今後の方向性について、表面的な物事ではなく、なるべく本質をとらえながら述べられている本でした。
その意味で「(人間を模倣するロボットを作るために人間を理解するためには、)哲学の問題にまで踏み込まざるを得ない」という箇所にはすごく共感します。ここま...続きを読む
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