未完の巡礼 -冒険者たちへのオマージュ

未完の巡礼 -冒険者たちへのオマージュ

1,496円 (税込)

7pt

3.8

1980年代から90年代の半ばにかけて、極地の冒険やヒマラヤ登山が隆盛を極めたころ、
何人もの登山家や冒険家たちが突然の事故で命を失ってしまった。
そうしたなかで直接会って話を聞くことができた、忘れがたい冒険者たちがいる。
植村直己、長谷川恒男、星野道夫、山田昇、河野兵市、小西政継の6人の人たちだ。
生前の交流や山と溪谷社との関わりなどを中心に、6人の事績を顕彰して綴られた邂逅の記録である。

時代が経過するなかで、現地を訪ねてその足跡を辿ってみる――。
世界的な極地冒険家・植村直己は、グリーンランド、シオラパルクへの旅を、
アルプスやヒマラヤで記録を残した、登山家・長谷川恒男は、カラコルム、フンザへの旅を、
動物写真家・星野道夫は、アラスカ、シシュマレフへの旅を、
世界最強と言われた登山家・山田昇は、アラスカ、マッキンリーへの旅を、
北極点に単独徒歩到達した冒険家・河野兵市は、故郷である愛媛県・瀬戸町への旅を、
そして登山を世界レベルに主動した登山家・小西政継は、ネパール、マナスルBCへの旅を
トレースする。
それは、「巡礼」にも似た旅だった。

偶然ではあろうが、6人のうち4人までが43歳で亡くなっている。
彼らが活躍できた時代とはどういう時代だったのか、
志半ばでヒマラヤや極地に逝った、
6人の事績を現地に訪ねて綴られた彼らとの交流の記録である。

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未完の巡礼 -冒険者たちへのオマージュ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    元「山と渓谷」の編集長が登山家、冒険家6人の事績を現地を訪ねて綴った交流の記録。
    一冊の本としてもその時の日記としても、とても貴重なものだと感じます。
    生い立ちや会った時の印象、亡くなった場所への訪問や現地の人へのインタビュー、冒険家たちの家族とのやり取りなど、編集者と冒険家だけの関係では無かったこ

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    冒険者たちを見つめ続けた編集者による一冊。植村直己と長谷川恒男以外は知らなかったんだけど、その知名度の反面、読み物として面白かったのはこの2人以外の章だった。なんかこの2人は目玉として内容薄めなのに盛り込んだのかなーとか思ったり。一番面白かったのはチャリダーから高所登山までした、河野兵市の章かな。こ

    0
    2018年07月29日

    Posted by ブクログ

    植村直己さんが、熊本に公演にいらっしゃた時、たまたま私が所属する山の会が関係していて、エレベーターでご一緒する機会があった。私より、一回り小さい方で驚いた。この方が、多くの困難な山を極め、極北を巡った方かと。その普通の佇まい。参りました…。

    0
    2024年08月12日

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