無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2021年04月10日
面白かった!
どの話もバイオレンス感が強く、「狂」が濃く漂うまさしく悪夢。
人種問題やきょうだいの確執など明確なテーマが組み込まれており‘ただの不思議な物語’には収まらない奥行きを感じる。
p459の訳者あとがきに曰く「ミステリー、ホラー、ファンタジー、幻想小説、あらゆるジャンルをまたぐような...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月07日
海外のミステリ/ホラー系アンソロジーの読者ならおなじみの、ジョイス・キャロル・オーツの短編集。文学系の長編はともかく、ホラー系の短編はあちこちのアンソロジーで探して読むしかなかったから、こうしてまとめて出るのは嬉しい。その代わりに初訳は半分ほどのようだ。収録作はどれもグロテスクで胸糞なエピソードを描...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月16日
稀代のストーリーテラー、ジョイス・キャロル・オーツが語るのは心の闇。嫉妬、孤独、欲望などが怒りを暴走させ、狂気や残虐さを生み出す過程だ。それは他人事のように書くのではなくその心を巧みに描くことで読者は気持を同化させてしまう。そんなことより話の展開が面白いから読後にふと気づいてそのことに怖さを感じる。...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月08日
悪夢に絡め取られていくかのような登場人物達が語られる7編。
「タマゴテングタケ」とか読んでて胃の辺りが重苦しくなってくる。
「化石の兄弟」同じ遺伝子、生まれた日さえ同じという存在に向ける愛憎。萩尾望都「半神」を一寸思わせる。
「頭の穴」手術シーンの泥沼にはまりこんで身動き取れなくなっていくような怖さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月04日
・ジョイス・キャロル・オーツ「とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢」(河出文庫)を読んだ。実を言へば初めて読む作家であつた。名前は知つてゐた。しかし、それだけであつた。年齢も90にならうといふ人であり、しかも多作といふ形容詞が必ずつけられるほどの人であるらしい。それを知らずにきた。なぜか読む機会に...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。