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宝塚の舞台裏
宝塚初心者の私です。この本はフィクションですがかなりノンフィクションに近い設定なのだろうと思います。読み終えると、舞台の隅っこにいるジェンヌさん一人一人を応援したくなり、この舞台を支えている舞台からは見えないたくさんの方達に感謝の言葉を言いたくなります。
ポジティブになれる
私は普段、本屋さんで『ビジネス』と書かれた棚に陳列された本を読むのが好きで、今回著者の宮津先生に紹介していただいて、小説を始めて読みました。
私は宝塚歌劇団のことは何も知りませんが、この本からは宝塚歌劇団だけでなく、仕事に対しての意識や組織力、夢や目標へ向かっていく上で大切なメンタルマネジメントなどなど、今取り組んでいる仕事は人生においても、とても勉強になることばかりでした。
内容も各章で、話は完結させつつも、他の章で因果が解き明かされていたり、登場人物も章をまたいで大きく成長した姿で現れたりと、最後までのめり込んで一気に読めちゃいました。
内容も難しい言葉で書いてないので、普段本を読まない人でも文字を追いながら、頭の中でまるでテレビドラマのようにイメージしやすいのではないでしょうかo(^o^)o
なにせ自分も偏見や先入観があって、小説は避けてきましたが、初めての小説がこんなに楽しい作品で本当に小説の面白さに少し触れられたような気がします。
物語も面白くて、一気に読めるのに、読み終わったらなんでか前向きな自分がいて、勉強にもなっちゃう内容に一見の価値ありですよ(^_^)ノ
Posted by ブクログ
宝塚といえば「女性だけ」のイメージだけど、スタッフさんや家族には当然、男性もたくさんいる。
普段は光の当たらないその男性たちの視点から見た宝塚。
6話からなる短編集は軽く連作になっていて、前の話で出てきた受験生が予科生になっていたり舞台に立っていたりするので、「お父ちゃん」たちと一緒に少女たちの成長を見守っているような気持ちになれる。
「月の番人」
阪急の駅長を定年退職後、歌劇団の寮の生徒監になる多々良さんのお話。
生徒監が生徒たちに「お父ちゃん」と呼ばれているのが、なんだかあったかくていいなぁ。
「咲くや此の花」
宝塚受験を目指す万里子のパパ、荒木さんのお話。
OGさんのスタジオにちょっとしたご縁があったので、受験のために一生懸命レッスンに通う少女と親御さんの話は身近に感じる。
「ハッピーホワイトウエディング」
宝塚に合格した美雪のお兄ちゃん、裕一のお話。
予科生の決まり事がいろいろ書かれていておもしろかった。知っている話も知らない話もあったけれど、制服にポケットがないのは不便そう。
「星に願いを」
工業高校卒業後、遊園地で電気関係の仕事を希望したのに歌劇場の大道具に配属されてしまった原口くんのお話。
「コスモポリタン」
本社人事部から歌劇団の制作に異動となった鍋島さんのお話。
制作といっても、実は歌劇団の人事のような立場。タカラジェンヌにリストラ=卒業を促す役目に悩む。
「海外専科」
5話の鍋島さんを中心に、ニューヨーク公演を企画。成功を目指すお話。
4話の原口君も再登場。
各話それぞれ、宝塚の組名を思わせるタイトルになっているのに気付き、また楽しくなる。
ディープな宝塚ファンが満足できる内容かどうかはわからないけれど、ファンでなくてもさらりと楽しめる一冊。
作者さんは教育書や児童向けミステリなどを書かれている方で、本書が初の一般書だそう。
易しい文章で読みやすく、たまにヘンな関西弁もご愛嬌。
ただ、校正したの?と疑問に思うくらい多数の誤植があり、それが残念。
Posted by ブクログ
同じ主人公男の目線で話が進んでいくものかと思いきや、章ごとに主人公の男性が変わった。宝塚歌劇とどんな関わり方をしていくかが異なる。しかし、どの話にもサンバという男役他、ちらほら前の話の登場人物が顔を出し、話が進む事に月日が経過している。
1話/阪急梅田駅長を退職し、月組の生徒監に
2話/一人娘が入団を目指す
3話/タカラジェンヌの妹とその友達
4話/劇場の大道具係
5話/制作・プロデューサー
6話/まとめ
2話の、風と共に去りぬの鑑賞実況が、そうそう!確かに確かに!と、劇場の光景を思い出し、懐かしさと共に舞台の楽しさを追体験で来て面白かった。階段の幅が23センチとあり、思わず定規を探した。憧れる。終わり方もスッキリ。
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