気候で読み解く日本の歴史―異常気象との攻防1400年

気候で読み解く日本の歴史―異常気象との攻防1400年

1,584円 (税込)

7pt

3.5

長期に及ぶ寒冷化や干ばつが引き起こす飢饉、疫病、戦争―。日本の歴史は気候変動が動かしてきた。律令時代から近代まで、日本人が異常気象にどう立ち向かってきたのかを豊富なエピソードとともに描く異色作。

気候と文明、歴史の関係について解き明かして好評を博した、『気候文明史』『世界史を変えた異常気象』に続く3冊目。

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気候で読み解く日本の歴史―異常気象との攻防1400年 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年01月28日

    歴史の授業で学んだことの背景には自然気象が関係していた…って、面白かったなあ。
    歴史を点でなく横の繋がり(離れた地域間での事象の因果)で理解しろ…とは言われた覚えがあるけれど、それすらも結局は事象という点と点を並べただけだったかなーと自省。
    この本ではむしろ、その「点」であった事象の時間を遡って背景...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月16日

    歴史の栄枯盛衰は気候と因果関係があることが理解できた。庶民がきちんとお腹いっぱいにご飯を食べれると豊かな気持ちになり国は安定し反映する。ご飯を食べるためには気候が安定し食物を収穫することができないといけない。考えてみると当たり前の話だ。歴史を多面的な視点で捉えると良いことに気づかせて貰いました。

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    Posted by ブクログ 2014年08月05日

    日本史から世界史、気象学へ翔ぶ、知のダイナミズムが心地良い。膨大なデータ検証後の考察に新鮮な指摘があり、著者の横断的な知が読み取れる。
    研究者らしいというか、災害、飢饉の事例を逐一記述しているので若干退屈になる部分もある。グラフの無骨さ、読みにくさには改善の余地あり。

    ・畳、マツタケは森林伐採によ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月19日

    日本の歴史を気候変動とともに読み解く一冊。台風が来たり大雪が降ったり、現代でも天変地異の影響は大きいが、昔はこのような気候変動は飢饉や疫病の発生と直結しており、それによって世情や統治構造の変化といった時代の移り変わりの引き金になったケースも多々あるようだ。

    たとえば平安時代末期から鎌倉時代にかけて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月28日

    異常気象とは自然破壊が続いている現代社会においてのみ現れる現象ではなく、人間社会の営みの中で常に起こっていること。そして、その克服の為に、人間が様々に工夫して苦境の中も生きていく為に頑張ってきたことが良く分かった。自然って凄い。人間も凄い。

    0

    Posted by ブクログ 2013年09月10日

    日本の歴史と題されているが、地球規模の気象も関連しているので
    諸外国の様子も部分的に登場する。
    気候が人類社会にあたえてきた影響と、その歴史の流れ、この視点は
    新鮮だった。全てではないけれど結構説得力があり納得出来た。

    0

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