ヨーロッパ文化と日本文化

ヨーロッパ文化と日本文化

イエズス会宣教師ルイス・フロイス(一五三二‐九七)は、三十五年間日本での布教に努め、長崎で没した。その間当時の日本の社会を細かく観察し、ヨーロッパのそれと比較・対照して記録した。筆は、衣食住、宗教生活、武器から演劇、歌謡等多方面におよぶ。貴重な史料であるだけでなく、現代の我々に様々な問題をよびさまさずにはおかない。

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ヨーロッパ文化と日本文化 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    ルイス・フロイスの記録は、16世紀の日本社会に関する貴重な一次史料として高く評価されています。イエズス会宣教師の目を通して描かれた当時の日本は、ヨーロッパとはまったく異なる文化風景を見せています。

    本書の醍醐味は、ヨーロッパ人の視点から日本の生活習慣や宗教観、武器、芸能などが詳細に記録されている点...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年12月07日

    イエズス会宣教師ルイス・フロイスは、35年間日本での布教に努め、長崎で生涯を終えた。その間、当時の日本の社会を細かく観察し、ヨーロッパ文化と比較・対照して記録した。筆は、衣食住、宗教生活、武器から演劇、歌謡等々多方面に及ぶ。

    面白い。日本を知るためには、私達が何者かを知るためには、外から見るのも重...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    秀吉のキリスト教に対する態度が少しばかり窺える。この辺は高校の日本史にはもちろん書いてない。それと、当然のことながら仏教に対するというか当時の坊さんに対する過剰?な批判もあり。個人的に印象に残っているのが、武士の子ども(年少者)に対しての感想で、その立ち居振る舞いにいたく感動している様が新鮮。

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    Posted by ブクログ 2024年02月06日

    非常に貴重な資料です。
    リアリティのある内容で表現も生々しく、安土桃山時代にタイムスリップしたような感覚になります。

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    Posted by ブクログ 2023年06月03日

    ヨーロッパでは娘や処女を閉じ込めておくことは極めて大事であり、厳格に行われる。日本では、娘たちは両親にことわりもしないで1日でも幾日でも、ひとりで好きな所へ出かける。▼ヨーロッパでは、生れる児を堕胎することは滅多にない。日本では極めて普通で、20回も堕した女性があるほどである。▼われわれの間では女性...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月15日

    フロイスによる日本観察記。現代の日本にも共通しているものもあり、ないものもあり。一つ一つに解説がついているのが有り難い。

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    Posted by ブクログ 2019年06月05日

    ヨーロッパ文化と日本文化 ルイス・フロイス 岩波文庫

    スペインから派遣されたイエズス会の宣教師は
    35年に渡り日本で暮らし長崎で他界した
    その間日本を旅して
    ヨーロッパとの暮らしの違いを仔細に観察し
    様々な立場における振る舞いを記録し
    イエズス会に送るスパイ役でもあったのだろう
    武器から雑器にいた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月17日

    江戸時代、日本にキリスト教伝来のため来ていた宣教師の書いたもの。
    当時の日本におけるヨーロッパとの差異を記してある。岩波文庫版、ここが変だよ日本人。
    日本人にとっては、知らなかった日本像と当時のヨーロッパ文化も勉強できるという、なかなか興味深い本であった。
    トイレについての記述もあった(というか、ト...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月05日

    安土桃山時代に来日したイエズス会ポルトガル人宣教師ルイス・フロイスによるヨーロッパと日本の文化比較を記した小冊子の解説書。底本はルイス・フロイスが来日23年目で九州・加津佐で記した『日欧文化比較』で、本書では訳者がわかりやすいように行ごとに解釈を付け、挿図している。
    構成としては、日欧の比較を習俗・...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月15日

    安土桃山時代にわが国で布教を行ったポルトガル人宣教師ルイス・フロイスの『日欧文化比較』の改題。

    雑学をたくわえるには資する。比較文化という観点からも,無論おもしろい。

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