貧困と地域 あいりん地区から見る高齢化と孤立死

貧困と地域 あいりん地区から見る高齢化と孤立死

880円 (税込)

4pt

4.2

「日雇労働者の町」と呼ばれ、高度経済成長期に頻発した暴動で注目を集めた大阪のあいりん地区(釜ヶ崎)。現在は高齢化が進むなか、「福祉の町」として知られる。劣悪な住環境、生活保護受給者の増加、社会的孤立の広がり、身寄りのない最期など、このエリアが直面している課題は、全国の地域社会にとっても他人事ではない。本書は、貧困の地域集中とその対策を追った著者による現代のコミュニティ論である。

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貧困と地域 あいりん地区から見る高齢化と孤立死 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年07月06日

    初めて足を踏み入れた時、頭をよぎった疑問ーなぜこのような街なのか、行政は何をしているのかーへの答えを知るために手に取った本。

    複合スラムから高度経済成長期に伴いドヤの街になり、バブル期には賑わうもバブル崩壊の煽りを最もナイーブに受けて福祉の街へという歴史がよく分かった。

    そして、貧困を一つの地域...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月15日

    釜ヶ崎(あいりん地区)の今日までの歴史、出来事を、日本社会のそれと照らし合わせて解説されている。
    地域としての釜ヶ崎、あいりん地区(行政によって作られた地域)がどうして生まれたのか、政策によって、振り回される人々。
    福祉制度にも労働政策にも乗っかることができない狭間の人々、セーフティネットとしての民...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月04日

    大阪の西成区、あいりん地区の歴史、社会保障のあり方、様々な論点で論じている。
    家族単位のスラム街から、バブル期の日雇い労働者としての街、バブル崩壊後のホームレス化、2000年代の生活保護への移行。

    サポーティブハウス スタッフが無償で生活のサポートをしている。専門職ではない。公費の補助が進みにくい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月11日

    大阪のあいりん地区について、その歴史からセーフティネット、再開発計画等まで丁寧な調査に基づいて詳述している一冊。耳にしたことはあっても、その背景等については無知だったので大変興味深かった。

    貧困地域というイメージが強いあいりん地区だが、反面多層的なセーフティネットがあり、貧困者への福祉という意味で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月08日

    かつて釜ヶ﨑、今はあいりんと呼ばれる日本有数の貧困地区を、これまでの歴史や改善に向けた取り組みを通じて、赤裸々に明らかにした一冊。
    日頃、貧困と向き合うかかわりをしていますが、貧困に陥ったのではなく生まれながらの貧困というべき人たちを支援するというのでは別次元の違いがあると思うだけに、これからどのよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月25日

    自身が活動する地域にも少なからず貧困層がいるが、アウトリーチを拒み続ける方も多い...。関係づくりを地道にやるしかないなぁ...。

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