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非情な権力の弾圧と闘った映画人の生き方。
第二次大戦後、東西冷戦の深刻化を背景に米国で吹き荒れた赤狩りの嵐。米国政府はハリウッドの著名な映画人たちを共産主義者であると告発していく。そのうち召喚や証言を拒否して議会侮辱罪で
有罪判決を受けた主要な10人をハリウッド・テンと呼ぶ。
彼らは権力の弾圧といかに格闘したのか!?
「芸術における不服従とは何だろう。あなたが不服従なら、片方にあなたを
服従させようとする者がいる。しかし、あなたが勝利したらどうなる?」
「あなたが服従させる側になり、相手は不服従を貫こうとする。」
「権力と反権力もそう。」「反権力が勝利すれば、両者の立場が
入れ替わるだけだ。」「実際に歴史はそのように動いてきた。」
(本巻に収録の『チャーリー』より)。本書で描かれている映画人たちが受けた弾圧の歴史は我々日本人にとっても知るべき問題である。是非、本書を手にとって弾圧する側とされる側について、考えてみてください。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2019年05月31日
3巻まで一気に読み終えました。
「事実をもとにしたフィクション」という大前提をついつい忘れさせられる
作品ですね(それだけに巻末の「作者註」が面白く熱い!)
自分のこの時代背景に対する知識は大昔にヤングジャンプ連載の
”栄光なき天才たち”でトランボの話(単発)を読んだ程度です。
さすがに”ローマ...続きを読む
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