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「年を取る」ことは難しいけれど、面白い!
人生をどう終えていくか。定年後、あるいは定年を間近に控えて、その先をどう生きていくか。寿命が長くなった今だからこそ、それは多くの人にとって、大きな悩みとなっている。
俳優・武田鉄矢さんは40代半ば頃から、すでに人生の降り方について考えてきた。いつまでも人生を登ってばかりはいられない。だからこそ武田さんは、これまで出会ったさまざまな人、書物で出会った師とも言える人々から、学んできたという。
本書は、武田さんが著名人や歴史上の偉人、書物で出会った師から集めた言葉の数々をもとに、人生の降り方を考えたものだ。さらに武田さん自身の失敗や知られざるエピソードも、さまざま開陳されている。それもこれも、今の自分を作った道標だからこそ――
武田さんは文庫化にあたっての「あとがき」にこう綴っている。<「老い」とはなかなかの難敵。ライバルですぞ。その四年の間、「老い」に立ち向かう「術」を、そして「一念」を懸命にさがしております>。「老い」ていない人が読めば、将来に光明を。「老い」ている人が読めば、心が軽くなること間違いなし。
人生に迷った時に読みたい座右の書になるはずだ。
Posted by ブクログ 2019年10月18日
エッセイ集タイトルに惹かれて読んだのだが、単行本時代は「西の窓辺へお行きなさい 「折り返す」という技術」だったそうで、具体的にこのタイトルのエッセイがあるわけではない。ちょっと騙されたような。
それでも内容はラジオの喋りよりも硬派な感じで読み応えがある。どこかかどわかされてる感じもあるのですが。最...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月09日
2018/12/9
ラジオ三枚おろしから、武田鉄矢さんの論が好きになり、この本含めていろいろ取り寄せました。老人のための保健体育、「老い」を学ぶ、老いから学ぶ。人生を時計に見立てれば暮れ、登山に見立てれば下り その難しさを語る。
しかし、人生に「ここまで」はないのかなと思ったり。
人生の大半の出...続きを読む
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