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Posted by ブクログ
(01)
戦後のメディアの中で漫画がどのようなポジションにあったのかを知る上でも楽しく読むことができる.そこに梶原のようなエキセントリックな人物が関わっていたと知るだけでも心が熱くなる.作画と原作,月刊と週刊,少年誌と青年誌といった関係,昭和の出版業界(*02)の様相などもうかがい知ることができる.
梶原の主要な作品である「あしたのジョー」や「巨人の星」にも現れているが,戦後の家庭や家族のありようについて,梶原の生い立ちから晩年までの激動とともに読むのもよいだろう.「マイホーム」と「リング」(あるいは「スタジアム」)の対立と相互依存関係がどのように築かれていったかについて改めて考えさせられる.
(02)
プロレスや空手などの格闘技界,文学界やテレビ界などと梶原や彼の原作漫画がどのような距離にあったかという点で,1960年代に既にメディアミックス的な展開があり,文学では追いきれない加速力で漫画が走っていたことを告げている.
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